見出し画像

日本電信電話(9432)優待。

dポイント付与。

 日本電信電話もといNTTは100株以上を、3月の権利確定月に2年以上保有している株主に対して1,500円相当、5年以上保有している株主に対して、3,000円相当のdポイントが付与されます。

 これはひとつの株主番号に対して、2年経過時に1,500P、5年経過時に3,000Pが付与されるため、毎年進呈される優待ではありません。

 単元(100株)以上保有の全ての株主が対象となるため、優待利回りが最も高いのは100株保有時となります。

6月下旬に到着。申請は7/1の8:00から。

 対象の株主は、配当金計算書と一緒に、ログインIDとパスワードが書かれた、dポイント進呈案内が同封されております。2023年度は仕様上の欠陥で、案内通りに入力してもログインできない事態となり、下記の画像の対応が必要です。(2023年7月2日時点・非公式)

2023年度は記載の通りに入力すると弾かれる欠陥仕様。


7/3の公式発表。

25分割は吉と出るか、凶と出るか。

 そんな2023年はボロクソなNTTですが、2023年6月末に25分割を実施したため、1万円台で単元(100株)が買える状態となり、優待は100株のまま据え置きとなっております。

 日本を代表する企業として、若年層の株主を増やしたいことや、2024年からの新NISAを見越した端数合わせの買いを取り込む意図があるものと思われます。

 2023年までの一般NISA(24年以降の成長投資枠)は、つみたてと違い個別株が保有できるのが最大のメリットですが、年間120万円(これも開始当初は100万円)と、買いたい銘柄を買っているうちに、数万円の端数が出ることが往々にしてあります。

 そんな時に5万円以下の銘柄を物色するか、投資信託で埋めてしまうか悩んだ経験があります。

 24年以降の新NISAでは、成長投資枠として、年間240万円まで枠があるため、そもそも非課税枠が埋めきれるだけの種銭がない層が多数派だと思います。

 しかし5年で1,800万円の非課税枠を埋めることは難しくても、10年、20年と長期・分散・積立を継続することで、非課税枠が埋まる日が来るかもしれませんし、売却すれば翌年に非課税枠が復活します。

 そんな時に、NTTが1万円台で単元保有できるとなれば、下手なボロ株で博打をするよりも、よっぽど賢しい選択となるため、長期的には分割によって生じるコスト増のデメリットよりも、株を買いたい人が増えるメリットが上回るのではないかと、個人的には読んでいます。

最後に。

 投資は自己責任です。あくまで私個人が投資しているものを紹介しているだけなので、内容を鵜呑みにせず、参考程度にして頂けると幸いです。未来は誰にも分かりません。自分の頭で考えて納得した上で、身銭を投じて頂きたいのと、特定銘柄を推奨しているわけではないことを予めご了承ください。


いいなと思ったら応援しよう!