レジリエンスなくしては新記録は生まれなかった
大阪国際女子マラソンで前田穂南さんが日本新記録を樹立されるまでの最後の10キロ、久々にテレビ画面に釘付けになりました。
力を出し切るためには「気持ちの持ち方」がどれだけ大切なのか、あらためて実感した日でもありました。
いよいよ日本新記録樹立の可能性が見えてきたそのとき、実況アナウンサーから「さてここからは、どう走っていくとよいのでしょうか」と尋ねられた野口みずきさんが
「最終的には気持ちです。精神力です。」
とおっしゃいました。
何度も何度も苦難が襲いかかっても、諦めない気持ちでやり抜く力。
悔しい、もう無理、もうやめたい、そう思っても逆境を乗り越えられる力。
この力を身につけることが最大限の力を発揮することに繋がる。
では、どうやって身につけることができるのか。
方法のひとつとして、
「やればできるんだ!」という小さな成功体験の積み重ねは効果的です。
家庭の中でもできることはたくさんあります。
先日、うちの子供が初めて1000ピースのジグソーパズルを完成させました。
「すごいね!」ではなく「具体的に」褒めました。
これも子供にとって一つの成功体験でした。
「将来、子供には好きなことをさせたい!」
でも、その道にもつらくて大変なことは待ち構えています。
つまずくこと、落ち込むこと、思い悩むことは問題ではありません。
そこからどうするのか、が大切です。
そんな考え方ができるようになるためには、マラソンで言えば沿道の声援のように、周りのサポートも大切で、時間をかけて育んでいくことが必要です。
相撲の優勝決定戦も同日でした。
横綱照ノ富士優勝インタビューでの「心だけは折れないように頑張ってきた」という言葉も強く心に残りました。
好きなことを見つけるためにも、つまずくことがあっても好きなことを諦めずに続けるためにも、それぞれの子供に合わせた「折れない心」を少しずつ育むことこそが明るい将来に繋がると確信した一日でした。
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