スタートアップで働いているHSPです。
こんにちは、はじめまして。Saitaと申します。
スタートアップの世界に飛び込んで1年半ぐらい経ちました。
それはそれはもう、毎日毎週、毎月が目まぐるしくて、あんまり記憶がないです。笑
長かったような、あっという間なような。
このnoteを書こうと思ったのは、
「自分と同じように、スタートアップというスピード感もストレスも尋常ではない、そんな環境で、悩んで悩んで息苦しい方達」がいるのではないか、「そんな方達の、もしかしたら支えになれるのかもしれない」と考えたからです。
なので、noteでは以下のようなテーマで、気ままに書いていこうかなと思っています。
・HSPの自分が、スタートアップにいて良かったと思っていること、悩んだことなど
・過度のプレッシャーを感じて苦しいとき、気持ちをラクにしてくれた行動
・成長が止まる=死、という固定観念に苦しめられた(ている)こと
・完璧主義ゆえに、0or100で考えていた私を救ったことば
・「自分は周りの人みたいに100%会社にコミットできない」と引け目を感じていたとき、気が楽になったことば
まず私について。
・昔から勉強でも習い事でも「自分が一番」じゃないと気が済まない、負けず嫌いな優等生。
・小中高は公立、塾に通わず、独学で旧帝大の国立大学に現役合格。一方、部活でも、数年ぶりの全国大会出場を成し遂げた代のリーダー。
・大学では留学したり、休学して海外インターンしたり、ちゃっかりサークルにも所属した、まわりからみたら「色々やってる活動派」。
・就職しても「優等生」。真面目で忠実。最高評価・最短昇格。
・・・絵に書いたような優等生でした。
いつも「すごいね」って言われ、部活も勉強も淡々と努力することができた。
留学先では天狗の鼻をボキボキ折られて凹みながらも成長し、悔しい思いをひとつひとつ乗り越えることでまた自信をつけた。
「私が選ぶ道が正しくないわけがない。だって自分でいつも正解にしてきたから。」が信念という、だいぶ順風満帆、自信満々な人生でした。
「根拠のない自信(私は強運だ!)」というものを、いつもいつも持っていました。
・・・でも、2年前から様子がおかしくなりました。
転機は、新卒で入ったベンチャー企業から、ドがつくスタートアップに転職したこと。
それまで自信たっぷりの優等生な人生だったから、
「なんだか未知の領域にワクワクする」「なんかスタートアップで事業立ち上げって、かっこいいやん」という軽い気持ちで、転職をしました。
(その頃は「HSS型HSP」なんて言葉も定義もしらなかったけど、これまでの行動を振り返るとその兆候しかない。笑)
そこから、私の人生はぐるんぐるん目まぐるしく動き出しました。
人生で初めて味わった、本当の挫折。
何をしてても優等生だった自分が、はじめて「自分は何もできない」という無力感におそわれた。
何もできないというか、きつかったのは「何をしたらいいか分からない」からだった。
誰も教えてくれない、仕事の優先度は自分で決める、事業で何が大事かを見極める。
大企業の中にいるときよりも、何十倍も抽象度の高い問いに対して、自分で答えを出して行動していかなくてはならない。
「正解のある問い」に対して正解を積み重ねてきた「優等生」だった自分には、それはとても戸惑いの多くストレスのかかる環境でした。
そんな中で自分のバリューを発揮するために、少しでも「できること」をやろうと焦って、躍起になってしまいました。
「できることしかやらない」→「それなりのものしかアウトプットできない」→「もっと難易度の高い問いは山積み」→「しょぼいアウトプットしかできない自分に自信がなくなる」→「難易度の高い問いに立ち向かう勇気がなくなる」→「できることしかやらない」
という、完璧な悪循環にハマっていた。沼。
そんな人間が、活躍するわけもなく。私は自信をなくして、ものの3ヶ月ぐらいで鬱状態になりました。
負けず嫌いだから、他の人ができてることが、なんで私には出来ないの?と、本当に本当に悔しかった。
完璧主義で細かいところを気にしてしまう自分の性格が、完全に私を追い込んで潰していた。
それでもスタートアップではたらくことの意味
その職場ではうまくいかなかったけど、
まあ色々紆余曲折したあとに、結局またフェーズは少し違えど、別のスタートアップで働くことを選びました。
本当に、なぜ自ら自分に厳しいことを選択するのだろう、と思う。
すごく苦行に感じることもあるし、日々プレッシャーやストレスは半端ないし、やめたいと思ったことは数え切れない。
それでもスタートアップで働いているのは、
「誰よりも成長している自分」
がひとえに欲しいからだと思う。
でもね、今また、迷っているのです。
ほんとにこのまま続けて幸せなのかって。
結構な頻度で(2週間に1回ぐらい)会社に行きたくない、なんだかやる気が出ないという症状におそわれて
すべてのプレッシャー、ストレス、責任から解放されたいと強く願って
それでも、スタートアップで働くこと、サービスをグロースさせる経験に誇りを感じているから
今日も、また色々余計なことを考えながら生きています。
正直、これからどうなるか分からない。
だから、ちょっと楽しみでもある
自分の人生が、ひとつの映画を見ているようで。
これからどんな選択をするのか、もう一人の自分が見守っている感覚。
このnoteを通して、私の日々の思考や選択の備忘録としつつも、
このnoteを少しでも共感しながらここまで読んでくださったあなた、または私と似たような境遇でいま苦しんでいるあなたにも、何かしらお役に立てることを伝えられたらいいな、と思うのです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。