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panda_14:隣で働きたい
高校生の就職指導が本格化する季節。今日もどこかで面接練習や履歴書の指導などが行われている。ベテランの先生方は特に、優れた指導ノウハウをお持ちなんだろうなあと思って眺めている。
いきなり身も蓋もない結論だけど、就活の成否は「同じ職場で働きたいと思ってもらえるかどうか」な気がしている。
ちょっとズレるけど、教員の職場でも、「職員室の座席配置で、隣になって良かったと思ってもらえるかどうか」は大事だものね。
同じ職場で働きたいと思ってもらえるための要素を因数分解して、洗い出すこともできるだろけど、なんか感覚的なもののような気がする。
数年前に担任をしたある生徒は欠席日数過多であり、面接練習をしてもたどたどしくて上手く話せないこともあった。
そんなある日、彼に「『うーん、この人なんか嫌な感じがするな…』と思われたら厳しいかもね」と伝えた。彼は「残酷すぎますね」と苦笑していた。暗に、「キミは大丈夫だと思う」という意味合いも込めていた。
彼が就職志望する会社はなかなか人気なところで容赦なく落とされるとの噂だった。周りの先生方のなかには「○○君はちょっと厳しいかもな~、欠席日数がさすがに多すぎる」という見方をしている方もいた。ただ私は「たぶんいけるだろう」と思っていた(あえて本人には伝えなかったが)。結果は見事に内定を勝ち取って、彼は就職していった。
人手不足の時代、書類に大きな問題がなくて、それなりに面接で受け答えができればおそらく就職はできるだろう。でも、どうせなら「一緒に働きたい」と思ってもらえて採用されたいって私なら考えてしまう。
さて、自分はいま、隣の同僚の方に「この人が隣で良かった!」と思えてもらえているだろうか?「来年はもう勘弁…」などと思われていたらショックだ(笑)
多くの同僚に「来年も(来年は)隣に居てほしい」と思われるような、そんな振る舞いを心がけたい。そして、人間力の向上に日々努めたい。