生まれてきた理由(わけ)
すべてがつながった。
自分が今ここに居て、何をしようとしているのか。
なぜ今回、こうして生まれてきたのか。
すべてがつながった。
私(たち)は、前の時代に、力を誤用した。
それは立体の神聖幾何学=クリスタルがもたらす膨大な力だった。
幼い頃にみた白昼夢。
大勢の科学者が巨大なエネルギー発生装置を取り囲んでいた。
私はその科学者の一人だった。
夢にまでみたそのクリスタル=人工太陽は世界を救うはずだった。
世界を救うべくして建造されたはずのものだった。
多くの科学者が見守るなか、その装置は動き始めた。
徐々に出力を上げていった。青白い光が輝きを増した。
その時だった。
私(たち)は失敗した事に、気がついてしまった。
何本ものケーブルが中央の装置からハラハラと途切れ落ちていった。
もう誰も、クリスタル=人工太陽の暴走を止めることができなかった。
「もう、終わりだ・・・」
私(たち)は、カタストロフィーを覚悟し、絶望の渦の中に居た。
幼い頃の白昼夢はこの場面で途絶えていた。
アトランティス・・・
この人生の私は、内省、エゴイズムをみること、欲の声と魂の声を区別すること、「自分を観る」こと、霊主体従を目指すことに尋常で無いこだわりがある。
どんなマスターと呼ばれる人も、どんなに霊的に進化した人でも、物質界の人間としての肉体を持っている。
肉体は神聖な神殿でありつつも、自己保存本能とそこから派生する数多の欲、そしてその欲が囁く声=甘言は、どこまでもついてまわる。霊的な高みに登れば登るほど、足を踏み外し転落したときの怪我は大きくなる。
現代人はあの時代の私(たち)と似たようなところがある。
頭の知識、大脳「新」皮質に蓄積された知識が肥大化している。
常識的な価値観で、本来の立体認識ができないように抑えつけている。
私(たち)は力を誤用したがために、力の源を封印された。
この力の源=創造力は、大脳「旧」皮質にある。
旧皮質=本能=自己保存欲求を司る部分でもある。
便利な包丁でも赤ん坊に渡せば凶器になる。
あの時、うまく扱えなかったから、安全のために封印された。
神の慈悲。紙一重。
今回の人生は、あのときの、やり直し。
頭の知識で破滅に導いてしまった事のやり直し。
そのために今回の人生を選んで生まれてきた。
「あなたはそうした『形』に入る前に、まずは人の心を知りなさい。」
「私達は、あなたが自らの良心の発動を、頭の知識や欲の虎の甘言によって抑えてしまわぬ様に見守っている。」
こう言われたことの意味が、やっとわかった。
そして、この人生でやるべきこと=やりたいことも、はっきりわかった。
宗教、精神世界、22を超えてゆけ、神聖幾何学、フラワーオブライフ、日月神示、アーリオーン、ダスカロス、真理の探究、ファイナルファンタジー14。
30年かけて探究してきた数々の断片が、全部ひとつにつながった。
創造力の封印を解き、善き方向に使うこと。
魂の形は、湧きあがり巡り巡る無限のエネルギーそのもの。
私(たち)は既に宇宙の法則の中に生きている。
過たないために、常に「自分を観る」、見張り続けること。
頭の知識ではなく、魂・心の声を聞けるようになること。
もう二度と、欲の甘言に心奪われ、破滅を導かないこと。
魂の無限のエネルギー、宇宙の愛のエネルギーを
受け取るに相応しい器をつくること。
心が引き裂かれて悲しんでいたあの時の自分、
本当は幸せをもたらしたかった自分。
心の奥深くに沈んだ自分を暖かな光で包み、認めてあげよう。
辛かったね、そうだったんだね……と。
幼い自分を慈しみながら。
私たちは究極的には一人かもしれない。
だけれど、魂は繋がっている。
誰もが冒険者で、それぞれの物語を生きている。
だからこそ、手を取りあい、助けあって生きていこう。
それが、きっと、魂の望みだから……
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