PRの手法として効果的な7つの手法とは?メディアに掲載されるための秘訣も解説
企業やサービスの認知拡大・ブランディングを行う際の手法として非常に重要なPR。
自社で注力していきたいと考えてはいるものの、実際にPRで何を行えば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、PRの手法として基本から変わり種まで、7つの手法を解説します。
PR初心者の方や、今後PRを行っていきたい方必見です!
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PRとはそもそも何か
PRの手法に行く前に、まずはPRとはそもそも何かについてを簡単にご説明します。
PRとは「Public Relations」の略称となり、「生活者の意識変化・態度変容・エンゲージメント(共感の構築・強化)を生み出す仕組みを作ること」をPRといいます。
一般的には企業の広報部門がこのPRを担当することが多く、自社やサービスのブランド方針に則った形で、PR活動を行っていきます。
また、PRの中にもコーポレートPRとサービスPRの2種類に分かれ、コーポレートPRではブランド構築やCSRなどの視点が、マーケティングPRでは集客や購買に向けた視点がもたれることとなります。
ただし、PRといって一般的にイメージされるのはコーポレートPRの方であると言えるでしょう。
PRを行うメリット
次にPRを行うメリットです。
PRにはさまざまなメリットがありますが、わかりやすいものとしては下記の3つがあるでしょう。
PRのメリット①|上手くいけば費用対効果が高い
1つ目のメリットは、PRは上手くいけば費用対効果が非常に高い点です。
PRを通じて、テレビや新聞をはじめとしたマスメディアに掲載がされた場合、一気に多くの人にブランドやサービスをしてもらうことができます。
1つのプレスや施策からその可能性があるPRは、上手くいった場合の費用対効果は広告をはるかに凌ぎ、そのポテンシャルを持っています。
また大手媒体に掲載されなくても、業界専門誌にパブリシティ掲載(編集記事化)されることで、一部の業界での知名度を高めることができ、施策次第でさまざまな効果があります。
もちろん、費用をかけた施策が上手くいかないケースもありますが、小さな予算で大きな効果を見込めるのはPRの大きな魅力と言えるでしょう。
PRのメリット②|企業・サービスのブランディングに繋がる
2つ目のメリットは、PRは企業・サービスのブランディングに繋がる点です。
前述したように、PRの施策からは大手媒体などに掲載されるケースや、一度に多くの人に情報を届けることが可能なので、特に企業やサービスのブランディングに繋がりやすいです。
広告のように直接的に購入には繋がらないことも多いPRですが、その代わりに自社・サービスをより知ってもらい、好感を持ってもらえるのはPRの大きなメリットになります。
PRとブランディングの関係については下記の記事でもご説明しているので、ぜひこちらもご覧ください!
PRのメリット③|認知と販促の両面で効果が見られる
3つ目のメリットは、認知だけでなく販促の面でも効果が見られる点です。
メリット②では、PRからは直接購入には繋がらないことも多いと記載しましたが、もちろんPRから間接的に購入に繋がるので、そういった意味では販促としても効果的と言えるでしょう。
例えば、メディアで紹介されていたサービスを見て好感を持ち、そのまま購買に繋がるケースも少なくないでしょう。
PRから認知を広げてブランドを構築し、そこから購買に繋がるという意味では、PRには認知と販促の両面での効果があると言えます。
PRの効果的な基本手法4選
それでは、まずはPRの手法として基本的なもの4選をまずご紹介します。
これからご紹介する4つのPR手法については、効果的でかつハードル低く行うことができるので、まだ行ったことのない方は検討してみると良いでしょう。
PRの手法①|プレスリリースでの情報発信
まずは最も王道のPRの手法として、「プレスリリースでの情報発信」になります。
プレスリリース1つからそれぞれのさまざまなメディアへと転載・掲載が波及していき、そこから大手メディアへの掲載がつながっていきます。
そのため、PRにおいてはプレスリリースによる定期的な情報発信は欠かしてはならず、発信する内容についてもしっかりと吟味することが重要です。
またプレスリリースを行う際に、大手媒体に掲載されるかどうかの視点としては、以下の6点があります。
・トレンド
・バックグラウンド
・サイドストーリー
・データ
・ビジュアル
・ソーシャル
この6点を意識して発信する内容を決め、プレスリリースを執筆するとより効果が高まるでしょう。
PRの手法②|公式SNSでの情報発信
次に、PRの観点では公式SNSを活用した情報発信も非常に重要です。
ソーシャルメディアの持つ拡散の力は年々増しており、PRを行う上でSNSを行っているかいないかでは効果は大きく異なります。
企業としても運営することでSNS上でファンをつけることができ、そのファンからの拡散を見込むことができるため、1つの情報発信の効果が何倍にもなる場合があります。
また、SNSそのものが問い合わせの窓口にもなりうるため、特にBtoBサービスを行っている事業者様は、リードの獲得のための手法としても有効でしょう。
以下、弊社運営のアカウントになりますので、ぜひフォローしてみてください!
PRの手法③|イベントやセミナーでの情報発信
PRのための手法としては、イベントやセミナーの実施も非常に有効な手法になります。
上記は1つの例ですが、自社の強みや特徴を活かす形のイベントを実施することで、参加者に対してその内容を周知させることもできますし、参加者ではなくても実施することを広く周知させれば知見を持っていることのアピールにもなります。
今はオンラインでのイベントやセミナーも主流になっており、実施にかかるコストもグッと抑えて手軽に実施することもできます。
また、もちろんPRとしてはこちらも王道である大規模なイベントや記者発表も有効なため、自社肝入りの内容などはそのように力を入れて大規模にイベントでリリースしても良いでしょう。
PRの手法④|プロモート活動
最後に、PRの手法としては欠かせないのがプロモート活動になります。
発信した情報を最大限メディアに取り上げてもらうために、こちらからメディアに対して情報提供を行います。
また、定期的にメディアの求めている情報をキャッチアップし、それをもとに自社で発信する情報を決め、メディアに提供するなども行います。
こちらの手法は、メディアとのコネクションやリレーションが必要になるので、広報・PRを始めたての企業様などには若干難易度が高いですが、行うのと行わないのではPR効果が大きく変わる重要な手法です。
PRの少しハードルの高い手法3選
次に、前述してきた4つの手法よりは若干難易度は上がりますが、こちらも有効なPR手法を3つご紹介します。
PRの手法⑤|公式YouTubeチャンネルでの情報発信
YouTubeは、現在全世界にうユーザーを持つ大きなプラットフォームになっており、この場での企業・サービスのPRは非常に有効です。
例えば、以下では弊社のサービスを動画内でご紹介しています。
やはり、動画によるわかりやすさ・伝わりやすさは絶大です。
理想的なのは自社でチャンネルを作り、そこで定期的な情報発信を行うことですが、それが難しい場合でもチャンネルを持っている企業とコラボレーションをし、その動画内でPRを行うのでも良いでしょう。
多くの人に、自社・サービスの情報をわかりやすく届けると言うPRの観点では、YouTubeの活用は良い手法です。
PRの手法⑥|インフルエンサーを活用した情報発信
PRの王道的な手法ではありますが、やはりインフルエンサーを活用した情報発信はPRでの効果は高いです。
近年では影響力の高いインフルエンサーを活用することで、PR・広報活動を加速させる企業も増えてきました。
SNSの影響力が年々増していっている現代では、メディアとのリレーションと同じように、インフルエンサーとのリレーションも構築していくことも重要になります。
InstagramやFacebook、Twitterなどのさまざまな媒体からインフルエンサーにダイレクトメッセージやコメントなどでエンゲージを高めていくことから少しずつ始めていくと良いでしょう。
PRの手法⑦|企業とのアライアンス企画・開発
最後に、PRをする上では企業同士でのアライアンス企画・開発も非常に重要な手法です。
特定の企業と提携をすることで、企業・サービスのメリットや良いところをお互いに知らせたり、それだけでブランド力を向上させることも可能です。
双方がつながることのできるコネクションや、お互いに提示できるメリットなどがなければ実現は難しいですが、上手く用意することで相互的にPRとして効果を実感できるでしょう。
メディア掲載を狙うなら最も効果的な「調査PR」の手法とは
ここまで、さまざまなPR手法をご紹介してきましたが、こと「メディア掲載」を狙うのであれば、「調査(リサーチ)PR」という手法が非常に有効です。
1つの調査・プレスリリースからYahoo!ニュースのような大手メディアに取り上げられるのはもちろん、TVで取り上げられるなどの効果も見られるわかりやすく有効な手法です。
近年各メディアで調査結果やグラフをよく見るようになったように、それぞれの媒体で「データ」の重要性が増し、波及効果が高まっているのです。
本記事ではこれ以上細かいご説明は省きますが、気になった方はぜひ以下の資料をご覧ください!
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豆知識:PRの効果測定に関する「バルセロナ原則2.0」
最後に豆知識として、PRの効果測定に関する「バルセロナ原則2.0」についてをご説明して終わりとします。
「バルセロナ原則 2.0」とは、2010年6月に開催された「第2回効果測定に関する欧州サミット」にてAMECが提唱したPRの広告測定に関する7つの原則です。
その原則は以下の通りとなっています。
1. ゴール設定と効果測定はコミュニケーションとPRにとって重要である。
2. アウトプットだけの測定よりも、むしろコミュニケーションアウトカムを測定することが推奨される。
3. 組織のパフォーマンスへの効果は測定可能であり、可能な限り測定すべきである。
4. 量と質を測定・評価すべきである。
5. 広告換算値はコミュニケーションの価値ではない。
6. ソーシャルメディアは他のメディアチャネルとともに測定可能であり、測定すべきである。
7. 測定および評価は、透明性があり、一貫性があり、有効なものであるべきである。
これはつまり、PRの効果測定にはメディアに掲載された件数や広告換算値だけではなく、複合的な視点で見るべきであるということを言っています。
PRの効果を検証する際の視点として、頭の中に入れておくと良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、PRのメリットや具体的な手法についてを解説していきました。
PRと言うと、難易度が高く手をつけにくいと言う印象を持たれがちですが、基本的な部分からであればどの企業でも実施することはできます。
まずは0からPRを行っていきたい方、これからより加速させていきたい方は、ぜひ本記事を参考にしていただけますと幸いです。
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