マル優と特別マル優2: マル優と預金利率(障害者手帳 所持者向け)

noteを見ていただいて、ありがとうございます。注意欠如多動性障害(ADHD)・精神障害者手帳2級で博士(生命科学)のred_dash です。良いことがあっても、うまくいかないことがあっても、それでも明日はやってきますね。元気に過ごしていきたいですね。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

前回は、障害者が銀行の預貯金や証券会社で購入した債券にかかる税金約20%が免除されるマル優制度について紹介しました。今回は、銀行の預金にかかるマル優制度の詳細についてまとめます。


マル優制度は2019年度11月現在、ゆうちょ銀行やみずほ銀行で使用可能です。おそらく、ゆうちょ銀行やメガバンク、地銀の大部分では使用可能と推測します。

一方で、SBIネット銀行や楽天銀行はマル優に対応していません。おそらく、大部分のネット銀行は非対応と思われます。

したがって、マル優制度はネット銀行を主に利用する人は利用できず、ゆうちょ銀行やメガバンク、地銀を利用する人は利用可能な制度となります。

マル優を使うと預金利率はどうなるのでしょうか。ネット銀行は普通預金の利率がゆうちょ銀行やメガバンク、地銀に比べて預金利率が高いです。例えば、みずほ銀行の普通預金は2020年度現在、0.001%の利率です。この数字は課税前なので、通常の課税後に受け取る利子は約0.0008%となります。マル優制度を適用すれば非課税なので、0.001%となります。

楽天銀行やSBIネット銀行の普通預金は(銀行の口座と証券会社の口座を連携する制度を使用すれば)それぞれ0.1%、0.01%の利率です。マル優制度はできないので、課税後はそれぞれ約0.08%、0.008%となります。この数字はみずほ銀行よりそれぞれ約80倍、8倍高いです。

したがって、みずほ銀行でマル優制度を活用するよりは楽天銀行やSBI銀行の普通預金を利用するほうが高い金利を得ることができます。おそらく、他のメガバンクや地銀、ゆうちょ銀行とネット銀行の間にも似たような傾向が見られると私は推測しています。

私は利率の高いネット銀行を主に使っているため、マル優制度をまだ利用していません。マル優制度が拡張されるか、ネット銀行がマル優制度に対応してほしいと願っています。

それでは、良い一日をお過ごしください。

red_dash

↓つづきを書きました!


※本記事は、red_dash が2019年11月9日現在までに収集した情報に基づき作成されていますが、情報の正確さを保証するものではありません。2020年3月27日、4月27日、11月29日、12月19日に追記を行いました。

※リンク切れ、事実と異なる記載などを発見された場合は、どうぞご連絡ください。よろしくお願いいたします。


参考文献

ゆうちょ 非課税対象者公的書類一覧

ゆうちょ銀行 金利一覧


みずほ貯蓄預金 みずほ銀行


楽天銀行の口座を開設すると、お得で便利!

SBIネット銀行 〔円定期預金〕 マル優や福祉定期は扱っていますか?

SBIネット銀行 円普通預金 金利のご案内


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