詩まとめ
・消えたあなた・
あなたが私を見てくれなくなった
いつから
もうわからない
手も触れてくれない
声もかけてくれない
今日も帰りの遅いあなた
今どこにいるの
私の隣には
優しいあなたは
もういない
・私を愛して・
私の心はもう
あなたのそばにはいない
優しくなくなったあなた
私を気にしなくなったあなた
そんなあなたはもういや
わたしは
私を愛してくれる人のところに行きます
寂しくなった私の心を
温めてください
・忍ばせた恋心・
あなたに借りた本をお返しします
切なく儚い
恋物語
そこに忍ばせた
「桃」のしおり
あなたは気づいてくれるでしょうか
しおりに込められた
私の想いに
・萎れることのない花・
窓辺に咲く一輪の花
あなたがくれたその花は
萎れずに残っている
あなたが次に来るまで
枯れないでいて
また会うときに
新しい花とともに
私に笑顔を届けて
・一つの生命へ・
命育む大地
それを包む
母なる海
生命の源を産み出すそれは
命のゆりかご
私たちは
いつかそこへと戻るのだろうか
一つの命へと
・あなただけの・
頑張っているあなた
はじめは近くにいたけれど
今は画面の向こうで輝いている
自分に自信がないと
悩んでいたあなた
そんなあなたはもういないね
頑張っているあなたを
いつまでも応援しているよ
私はあなたの一番のファンだから
・離れていく手・
小さい頃から一緒だった
いつも一緒
楽しい時も
悲しい時も
一緒だと思っていた
時がたち
私たちは大人になる
いつも一緒だと思っていたあの人は
私の隣にはもういない
離れてしまった手は
繋ぎなおすことは
もうできないのだろうか
・吉兆のもの悪しきもの・
人を惑わすもの
悪しき象徴でもあり
吉兆の印でもある
そのもの
ある時は美女に化身し国を堕とす
その一方で神獣であるとも言われる
果たしてどちらが真実の姿なのか
それは分かるはずもなく
狐につままれ終わりとなろう
・弱さ囁く・
向き合わなくてはいけない
自分の目の前にあることに
嫌だ、逃げたい
やりたくない
それは出来ずに、向き合おうと努力する
でも
弱い自分が囁く
逃げてもいいんだよ、少しくらいならいいさって
流される
流されそうになる
そんな弱い自分を
自分自身が笑ってみている
・人生という名の...・
人生とはテストの連続である
何気ないことから
自分の道を左右することまで
それらは全て
自分に課せられた試験
いいかげんにしてはいけない
全てが自分に返ってきてしまう
人生という名のテスト
あなたはどのような結果を出しますか
出題者は世界
採点者は自分
さあ、テストを始めましょう