見出し画像

小学校教師が辛すぎる話

「子どもと関われる仕事をしたい!」
そう思ってこの仕事に就いて3年目の秋、初めて仕事を辞めたいと思い始めた。
なぜそう思ったのか、その理由を話していく。

①子どもが可愛くない
この仕事の最大のやりがいは「子どもがかわいい」ことである。
子どもと遊ぶ時間、会話する時間、ふざけ合う時間、そして年度末に感謝をされるときに最もやりがいを感じていた。
だが、今、受け持っている子どもはかわいくない。つまり、私が嫌ってしまっている。

子どもと遊ばない、話しかけないと話してくれない、特に感謝されることもない。こんな状況が続くと子どもが可愛くないと思ってしまった。
もちろん全員ではない。中にはすごく話しかけてくれて、手紙を書いてくれる子もいる。すごく心が救われる。
可愛くないと思ってしまう子がそこそこいるのが辛いし、そう思ってる自分も辛い。

1.2年目はこう思ったことは一度もなかった。対応に大変な子はどのクラスにもいたが、なんだかんだかわいく思えて、嫌いだと思う子はいなかった。

つまり、この仕事の最大のやりがいを失ってしまった。

②モンペがヤバすぎる
モンスターペアレント、一度は聞いたことがあるだろう。
今のクラスにはモンペが多すぎる。
このモンペの対応で疲弊してしまった。

私のクラスにいたモンペは、自分のストレスが溜まると、何かしらの理由をつけて学校や私に責任をぶつけてストレス発散をしてくる。
中には1日だけ登校を渋った日の朝にモンペが来て、1時間、急な面談を迫られたことがある。
しかもボイレコをしながら、登校しぶりの理由を私の対応の問題だと責めてくる。

街には、どうやっても分かち合えないような大人が一定数いるだろう。それは親も例外ではないということだ。
客であれば出禁で関わらない選択肢があるが、親は絶対に1年間はつきあう必要がある。
これが地味に精神を削ってくる。

③教師の立場の低さ
②の話と繋がるが、教師はとにかく立場が弱い。

保護者には意見できず、ペコペコする日々。
子どもに強く怒ったりすると、不適切な指導として扱われることがある。だから叱れない。
当然、叩いたりすれば体罰になる。
なんなら強く言えないことがわかってる子どもは逆手にとって舐めた態度をとることもある。こうなると厄介だ。

立場が低すぎる。

④労働時間が長すぎる
いろいろなブログでも書かれているが労働時間が長すぎる。
散々書かれているので、詳しいことは書かない。

ただ、個人的には受け入れるべきところであると考える。
本気で面白い授業をつくりたい、行事を盛り上げたい、荒れた子どもを良くしたい、、、と思うと、必然と考える時間が長くなるで、仕事を増える。
ここをどうとるかで考えは変わると思う。


⑤体の調子が悪くなる
①〜④をやっていれば察してくると思うが、心身の不調が出てきた。
平日と翌日が仕事の日の夜になると明らかに体調がおかしくなる。
夜は寝れない。寝る前までずっと眠かったのに、いざベットに入ると何時間も寝れなくなる。
22時にはベットに入るが、気づくと夜中の2時ごろまで起きている。

また、心臓もバクバクしている。仕事に対するストレスと緊張で落ち着かない。
面白い動画が面白いと思えなくなる。
朝起きるのが辛すぎる。
気づいたら涙を流している。
腰が常に痛い。
教壇に立つと足が震える。
遠出をして家に帰ろうとすると、体調が悪くなる。

明らかに今までと違う何かを感じる。

休みの日や夏休みといった長期休暇では普通に寝ることもできるし、趣味の旅行やゲームを楽しむことができる。
仕事がある日だけ明らかにおかしいのだ。


以上が仕事を辞めたい理由だ。
今はとにかく辞めたいが、今の子どもたちは3月まで見届けようと思う。
学校に行ける限りは。

だが、辞めてどうするかという問題もある。
旅に出るのか?フリーターをやるのか?
そもそも経歴に傷がつくのではないか?辞めた後にやりたいことも大してないのに辞めていいのか?

こんな考えが錯綜している。
どうしようか。




いいなと思ったら応援しよう!