私がデンマークのフォルケホイスコーレ留学を決めた理由
こんにちは。Rereです。
2023年に約4ヶ月間デンマークの某フォルケホイスコーレに留学していました。
時が経っても忘れたくない、
ホイスコーレの良さを知ってもらいたい、
という想いから記憶が新しいうちにホイスコーレについて綴ることにしました。
今回は私がデンマークのフォルケホイスコーレ留学を決めた理由について書いていきます。
私がデンマークに留学に行くと周りの人に伝えると、みんな口を揃えてこう聞きます。
「デンマーク!?なぜデンマーク!?!?」
たまにスウェーデンやフィンランドなどの他の北欧諸国と勘違いされたり、、笑
北欧家具などが人気になりつつある日本でも、普段生活している中であまりデンマークのことを知る機会がないので、そうなるのも当然です。
ただ私は海外のどこでも良かったわけじゃない。デンマークが良いという強い意志がありました。
デンマークにこだわる理由は何だったのか。
その理由について改めて振り返ってみます。
その前に、、
まずデンマークの国について簡単に紹介します。
デンマークはどんな国?
デンマークは、人口約590万人、面積約43,000㎢。
日本に例えると、九州くらいの大きさに千葉県民くらいの人口がいるような小さな国です。
カラフルな街並みが有名なコペンハーゲンが首都です。
北欧諸国の1つであり、ドイツと国境が接するユトランド半島とその周辺の多くの島々からなっています。
コペンハーゲンはシェラン島、アンデルセンが生まれたオーデンセはフュン島にあります。
デンマークについて日本に馴染みのあるものといえば、
世界で2番目に幸せな国
レゴ(LEGO)
「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」などの童話作家のアンデルセン
高級食器のロイヤルコペンハーゲン
居心地の良い満ち足りた状態を表す「ヒュッゲ」
北欧デザイン
などではないでしょうか。
また教育費や医療費が無料で福祉が充実していることもご存知の方もいるかもしれません。
そしてこれは留学して知ったことですが、デンマーク人は他のスカンジナビア人と比べて外向的で気さくな人柄だと感じました。
一緒に過ごした生徒たちはもちろん、お店やカフェの店員さんや、駅員さんなどもにこにこした素敵な笑顔の方が多くて親しみやすい国民性でした。
見知らぬ外国人に対しても親切に対応してくれます。そしてお年寄りの方でも英語がとても上手です。
デンマークの国について簡単に紹介をしたところで、なぜ私がデンマーク留学を選んだのかについて改めて考えてみました。
デンマーク留学を選んだ理由
その理由は、主に3つあります。
【理由 1】 フォルケホイスコーレで自分自身を見つめ直す良い機会
私はデンマークにある「フォルケホイスコーレ」というデンマーク発祥の大人向けの教育機関へ留学していました。
「人生のための学校」とも呼ばれ、自分が人生において本当にやりたいことは何かを探すための場所で、入学試験や成績はなく、17歳以上であれば誰でも入学可能な全寮制の学校です。
年齢や、学歴などバックグラウンドが異なる生徒や先生たちとともに暮らしながら、ともに学ぶことができます。
学べる科目も幅広く、他者や自分自身の心と会話して、自分の幸せや関心に基づいて伸び伸びと好きなことを学ぶことができる教育体制が整っています。
ホイスコーレの存在を知った時、こんな面白そうな学校があるんだ!ととてもワクワクしたのを覚えています。
いくつになっても新しいことに挑戦したい、関心のあることにとことん学びたいと思う人に学びを提供し、学ぶことの楽しさを再認識させてくれるような環境に強く共感しました。
この環境に身を置いてゆっくり自分について見つめ直すことで、人生において何を大切にしていきたいかなどを考えたい、漠然とだけど新しい自分を発見したり、何か新しい気づきがあるような直感が働いて、フォルケホイスコーレにいきたいと思うようになりました。
フォルケホイスコーレについての特徴や魅力については、こちらの記事でたっぷり語っているので、気になる方は参考にしてみてください。
【理由 2】 留学のしやすさ
魅力たっぷりのフォルケホイスコーレですが、いきたいと思ってもハードルが高くてはなかなか一歩踏み出せません。
しかし、このホイスコーレ、留学のハードルが他の留学と比較してとても低いと感じます。
なぜなら、まず留学費用が安い点です。
留学費用は学費、食費、宿泊費、研修旅行費などを全て合わせても月10〜20万円程度です。
1セメスター約4ヶ月のところが多いので、約40〜80万円程度です。
また入学資格や試験がない、年齢制限がない(17歳以上)、日本人含め外国人の受け入れ実績があるあたりも申し込みのハードルが低いです。
さらにデンマーク人はほぼほぼみんな英語が話せるので、デンマーク語が話せなくても英語で問題なくコミュニケーションが取れます。
かつ、なまりもあまりなく、聞き取りやすい英語でした。
ただホイスコーレは最近日本でも認知され始め、人気になりつつあるので、定員に達してしまったら希望する学校に行くことができません。
募集開始時期を確認して、早めに申し込みすることをおすすめします。
【理由 3】 デンマークのインテリアやデザインへの憧れと関心
デンマークといえば北欧デザインや暮らしを思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
冬は日照時間が短く、物価の高いため外食は少なく、家で過ごす時間が多いデンマーク。
お家で快適に過ごすためにシンプルで洗練された家具やデザインが生まれ、居心地の良い暮らし「ヒュッゲ(Hygge)」を大切にするデンマーク人。
もともとデンマークのインテリアやデザインが好きだった私は、そんなデンマークの暮らしをデンマーク人とともに体感し、旅行ではなく生活がしてみたいという思いがありました。
アルネ・ヤコブセン、ハンズ・J・ウェグナー、フィン・ユール、ル・クリントなどのデンマークのデザイナーや建築家の巨匠たちについても美術館やサマーハウスなどを訪れて、彼らの椅子や照明に身近に触れて、さらに好きになりました。
実際に留学してみて、デンマーク人のおうち時間の過ごし方や、ものへの考え方などを知り、将来は私も居心地の良いデンマークの家具に囲まれて生活がしたいと思うようになりました。
デンマークの家具は値段が高いので、実現できるように頑張りたいです笑
まとめ
以上が私がデンマークを留学に選んだ理由でした!
そして実際に留学を経験した後でも、私にとってフォルケホイスコーレに行ったことは人生のターニングポイントになっていて、行った決断を後悔したことは一度もありません。
しかし、留学を決める前はフォルケホイスコーレに行きたいという想いがありつつも、会社を辞めるまでの決断は簡単なものではありませんでした。
次回は、どういうふうに考えてその決断に至ったのかについて書いていこうと思います。
もし同じように行きたいけど今の現状を変える勇気がない人に読んでいただけたら嬉しいです。
また、フォルケホイスコーレ留学に必要な手続きについてステップごとにまとめた記事はこちらをご覧ください。
フォルケホイスコーレ留学 | 準備編総まとめ【学校申し込みから渡航準備まで】
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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