彩条あきら

特撮&プリキュア好き自称作家。2024年現在商業未達。 第1回オーディオドラマアワード審査員特別賞/Pixiv湯河原小説コンテストフリー部門優秀賞/ エブリスタ主催小説コンテスト佳作×3/デジハリ特撮研究会(2012-2017)企画文芸ほか担当/ 都内映画館職員/元テレビ局勤務

彩条あきら

特撮&プリキュア好き自称作家。2024年現在商業未達。 第1回オーディオドラマアワード審査員特別賞/Pixiv湯河原小説コンテストフリー部門優秀賞/ エブリスタ主催小説コンテスト佳作×3/デジハリ特撮研究会(2012-2017)企画文芸ほか担当/ 都内映画館職員/元テレビ局勤務

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【#創作大賞2024 漫画原作部門】『国際怪獣島学園巨大生物部』第1話「ようこそ!怪獣島学園」

《あらすじ》  巨大怪獣の襲来が相次ぎ『怪獣暦』が制定されて七〇年後の世界。  人類史上初の怪獣保護区にして史上最初の怪獣出現地でもある南海の島に設立された『国際怪獣島学園』で、委員長を自称する少女オオトモマリヤはジャングルで遭難する中、正義と平和を守る大怪獣を自称する陽気な野生児カミシロタイガと相棒の巨大怪獣メシアザウルスに救われ交流を持つ。  学園で怪獣学を学ぶ傍らタイガの島内パトロールに付き合うマリヤは、やがて彼の抱える大いなる秘密を知り彼の手助けとして学園に『巨大生

    • #創作大賞2024感想③ 漫画原作部門上位作品全般レビュー

      note創作大賞・漫画原作部門にSF学園小説『国際怪獣島学園巨大生物部』を応募した彩条あきらです。 前回投稿から一か月近く経っててもはや応募期間もへったくれもないんですけど、この一か月間ほぼ漫画原作部門のランキング上位が変動してないのと個人的夏休み期間が終わりかけなのもあって、この機会に自分の応募作より人気上位or僅差がどんな作品だったかザッと観測して総括代わりにしたいと思いました(ちなみに2回目の感想戦で中断してたホラー小説&恋愛小説は半月かけて全部読み終わりました。読み

      • 創作大賞2024頂いた感想まとめ+怪獣デザイン画+α

        創作大賞2024で拙作『国際怪獣島学園巨大生物部』をお読み下さった方々、ならびに貴重なお時間を割いて感想文を下さった方々、重ねて本当にありがとうございました!個別でのお礼は済ませていますが、今一度この場を借り御礼申し上げます。取り上げて下さった記事は以下になります。 https://note.com/iwashinotsumire/n/n1d0e56606809 https://note.com/d_tonmaji/n/n98d35e84a51c コメント欄に頂いたもの

        • #創作大賞2024感想② 漫画原作・小説他

          ※写真は知人に誕プレで貰ったギフト券で買いためた、創作大賞2024応募作執筆期間中の食事。主に大体はアイスコーヒーのお供。大分助けられた。 昨日に引き続き、他の方の応募作品を読んで行ってみることにします。実は元々最終日はnote民向けに自己紹介兼ねた過去のコンテスト受賞作紹介でもしようかなーと思ってたのですが、んな自分語りより他の方の作品読む方が100倍有益に思えてきたので、僭越ながら二日連続感想戦です。 昨日の感想記事はこちら! 今日は昨日間に合わなかった、怪獣ジャン

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        【#創作大賞2024 漫画原作部門】『国際怪獣島学園巨大生物部』第1話「ようこそ!怪獣島学園」

          #創作大賞2024感想 怪獣or漫画原作 中心

          商業作家ならいざ知らず、商業未達作家の作品に感想という名の他薦なんぞまあ中々誰も率先してやらんだろ…という訳で、そういう時は自ら先んじて書くものと世の中相場は決まっており。 ふと気になったのが、自分と同じ題材で書いた人どのぐらいいるんだろう?という素朴な疑問。そこで『創作大賞2024』『怪獣』とかで調べてみたら…アッ、意外!片手で数えるほどしかいない。なのでまずは、同好の士の作品から読んでみることに致しました。漏れてたらごめんなさい。 1:恋愛小説【怪獣さん】(大橋ちよ

          #創作大賞2024感想 怪獣or漫画原作 中心

          【#創作大賞2024 漫画原作部門】『国際怪獣島学園巨大生物部』第3話「結成!巨大生物部」

          「とにかくまず、原因が何なのかを知らないと!」 「おれもそう思う」  熱帯雨林の只中、荒涼とそびえる火山を背に奇声を発し対峙する巨鳥ブラックエリヤとマザーエリヤの親子を前に、マリヤとタイガは当座の目標を確認し合う。 「力づくで止めたとしても、きっとまたすぐ同じことになる……!」 「念のため聞くけど、あの親子って今までにケンカしたことは!?」 「ないぜっ!」  タイガは力強くそう断言。なお、ふたりは先程からナチュラルに大きな声を出し合っていた。緊迫しているのもあるが、絶賛ケン

          【#創作大賞2024 漫画原作部門】『国際怪獣島学園巨大生物部』第3話「結成!巨大生物部」

          【#創作大賞2024 漫画原作部門】『国際怪獣島学園巨大生物部』第2話「勃発!怪獣大乱闘」

           時に、怪獣暦七一年九月下旬。  白磁の輝きをまとう国際怪獣島学園本校舎。その二階教室の窓際で、オオトモマリヤは物憂げに空など見上げつつため息をついた。 「……タイガくん、今日もまた学校休むつもりかな」  マリヤは重ねてため息をつく。その日だけで何度、幸福が逃げていったか分からない。 「折角、一緒に学校通えると思ったのに」  初登校の日から既に一週間と少し。カミシロタイガはいつしか再び学校に来なくなってしまっていた。驚きだったのは、タイガの名目上在籍していたのがマリヤと同

          【#創作大賞2024 漫画原作部門】『国際怪獣島学園巨大生物部』第2話「勃発!怪獣大乱闘」