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"Tiny Desk Concert"に出演してほしいアーティスト勝手に6選

この記事は某鯖のアドベントカレンダーに寄稿したものです

はじめに

みなさん、"Tiny Desk Concert" ってご存じですか?

"Tiny Desk Concert"とはアメリカの公共ラジオNPRが主催しているコンサートのこと。アーティストは実際にNPRのオフィスの一角の小さなスペースでパフォーマンスします。アットホームでリラックスした雰囲気が魅力でYouTube上でもうめちゃくちゃにバズってるんですね。日本で言うところのFirst Take的な感じに思ってもらえれば大丈夫です。

大物から新進気鋭の若手まで本当にたくさんのアーティストが出演しているTiny Desk Concert。今回はそんなTiny Desk Concertから「おすすめのアーティスト10選」をみなさんにご紹介!!……しようと思ったのですが似たような記事が腐るほどあるうえに、自分で作った10選も驚くほど無難(再生回数トップばかり)だったのでやめました。代わりに…

「マジで勝手に選ぶ"Tiny Desk Concert"に出てほしいアーティスト6選!!」をお送りします。マジで勝手に選びます。全然実現しないかもしれないです。まあ願うだけなら自由だしね。ここに音楽オタクの至極個人的な祈りを捧げます。



1.Vulfpeck

まず一組目は Vulfpeck です。

VulfpeckはLAを拠点に活動するミニマルファンクバンド。ソウル/ファンク/ポップスが融合した、”グルーブ全振り”のサウンドが特徴的。また何と言っても演奏が抜群にウマい!!ライブでこそ輝くバンドなのでぜひTiny Deskで見てみたいですね。

過去にはVulfpeckのメンバーの一人であるJoey DosikNPRNight Owlというシリーズに出演したことがあるのでかなり可能性あると思うんですけどね。

しかも上に貼った「Lost My Treble Long Ago」のMVを見てみてください。これなんとTiny Deskの背景に自分たちを無理やり合成したクソコラ動画なんですよ。こんなのもう呼んであげるしかないでしょうNPRさん。いや逆にこれで怒り買って呼ばれなくなった可能性もあるな全然。

Vulfpeck/Lost My Treble Long AgoのMVより抜粋


2.Soulive

2組目はSoulive

Eric Krasno(ギター), Neal Evans(オルガン), Alan Evans(ドラム)からなるソウル・ジャズトリオ。この基本の三人にホーンセクションが入る場合もあります。ホットでスリリングなインプロを繰り広げるスタイルでジャムセッションシーンを牽引し続ける彼らも、Tiny Deskへの出演歴は未だありません。

また彼らは他のアーティストと共演することも多く、過去にTiny Deskへの出演経験がある Quest Love や Tedeschi Trucks Band といったセッション系ミュージシャンの面々とも非常に仲がよかったりします。ジャムバンドシーンで不動の人気を誇るSouliveのとにかく自由なセッションをTiny Deskで見てみたい!!

3.Herbie Hancock

言わずと知れたジャズ界のジャイアント、Herbie Hancock。2023年現在83歳のスーパーレジェンドピアニストがまさかのTiny Deskに出演!!とかなったらもう最高なんだけどなぁ

Tiny Deskに出演したレジェンドミュージシャンで言うと7年前にはChick Coreaが出演していたり、最近ではKenny Garrettが出演していたり。ここらでHerbie Hancock呼ぶとか全然あり得そうじゃないですか?

4.Dinner Party

Robert Glasper, Terrace Martin, Kamasi Washington, 9th Wonderとかいうありえない異才が集結したスーパーユニット Dinner Party

ジャズ、R&B、ヒップホップなどジャンルの垣根を超えた驚くほどスムースなサウンドはTiny Deskの視聴者には特に刺さりそうだなと思います。

Dinner Partyだけじゃなくメンバー個々のTiny Deskも見てみたいですね。

Terrace Martinは5度もグラミーにノミネートされたマルチインストゥルメンタリスト、Kamasi Washingtonは新世代ジャズシーンを牽引するサックス奏者と、Tiny Deskに呼ばれるには十分すぎる肩書と実力を持っていますし、あり得るんじゃないかなぁ。とくにKamasiのパワフルな演奏を見てみたいですね。

Robert Glasper単体に関しては過去にRobert Glasper ExperimentCommonのバック、そしてAugust Greene(CommonKarriem Rigginsとのユニット)としてTiny Deskに3度の出演経験があります。しかもそれに加えて5年前にはNPR Music'sの10周年記念コンサートに出演していたりします。どんだけNPRから愛されてるんだ。これはDinner Partyの出演もかなり期待できそうかも?

2024/8/16 追記

Robert Glasper、なんとまたまた Tiny Desk に出演していました。今回は Keyon Harrold のバックとして。これで4度目?出過ぎだ。

2024/10/21 追記

なんと Kamashi Washington 単独での Tiny Desk が実現しました!
今年5月に出した新譜「Fearless Movement」を受けての実現と思われます。いや~よかったよかった。


5.Elephant Gym

Elephant Gymは台湾出身のスリーピースバンド、ジャンルはポストロック?

インストを基調とした楽曲が中心で国内外問わず多くのファンがいます
テクニカルなプレイも目立つんですが、それが全然嫌味な感じがせず、優しく聴きごこちのよいサウンドが特徴です。

インストが基調というところで欧米圏の視聴者にもかなり受容されやすいんじゃないかなと思います。アジアの極東仲間としてぜひTiny Deskに進出してほしいですね。

6.Anomalie

カナダを拠点とするキーボディストのAnomalie

ジャズ、ファンク、エレクトロ、ヒップホップを融合した、もう「Anomalie」っていうジャンルでいいと思います。とにかく中毒性が高くて一度ハマるとなかなか抜け出せません。

思わずフゥー!!と叫びたくなる洒落たリックをさらっとぶち込んでくるAnomalie。上に貼った「Velours」のライブ映像がかなり有名なのですが、このレベルのライブ映像をTiny Deskの20分くらいの尺で見られたら最高ですよね絶対。Tiny Deskが好きな皆さんにはもうぶっささりだと思うんですけどどうですかね?

おわりに

というわけでTiny Desk Concertに出てほしいアーティストを本当に好き勝手上げてみました。あんまり攻めすぎず結構ありそうなラインを突いていったので、誰かひとりでも良いから本当に出演してくれることを願います。

みなさんもぜひご自身の好きなアーティストがTiny Deskに出ているところを想像してニヤニヤしてみてください。


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