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キャリコン・コーチ・システムコーチ、何を学び、どう活用する?~研修会社代表の私の場合~①

※先にお断りをすると、当ブログはそれぞれの道を究めたプロの目線おすすめではなく、色々とかじってきた私自身が今後学びを深めていく上で、各学びを現状どう解釈しているかを整理したものです。(一言でキャリコン・コーチング、と括っても流派によって全然違うのでその点はご留意を)。
あくまで「素人の解釈」ですが、これから人材開発領域でどんな学びを始めるか迷っている、そんな方の一助となればと思います。

【筆者のバックグラウンド】

  • 研修会社代表。領域は女性活躍・女性の健康・キャリア研修。

  • 自分のミッションは、営業・コンサル・研修設計がメイン。講師登壇は時々。

  • キャリアコンサルタントをGCDF経由で取得

  • コーチングはCTIで基礎コース・フルフィルメントコース終了

  • システムコーチングはORSCで基礎コースのみ終了。2023年はシステムコーチングにコミット予定。

  • 1対1の対人支援はロープレ以外で行った経験なし。これからも実施予定なし。


キャリコン・コーチング・システムコーチングの特徴 個人的感想をざざっと紹介

【キャリコン】
あり方・理論・フレームワーク・心理学・カウンセリング実技の総合学習で全部「齧れる」。学びの基礎や対人支援領域で何から手を付けていいか分からない人に最適。国家資格になっているが故に、資格とってゴールになっている人、資格取ったのに収入に繋がらないとボヤく人から崇高な思いを持っている人まで、色々な人がいるのが特徴です。

【コーチング(CTI)】
あり方!あり方!あり方!感じる!感じる!感じる!
左脳から解放され、心が清らかな泉となり、お目目がキラキラ少女漫画のようになってくる。空気はじんわりと湿度をもって潤う。人としての透明感が増し、生きる豊かさや美しさを実感できる。
というと怪しいかもしれませんが本当に本当。そして、そういう「あり方」でしか出来ない相手のエンパワーの仕方があるという事を学ばせてくれたのがここ。全ての人におすすめしたいです。特に40歳以上の論理派ビジネスパーソン。参加者は「生きる」ことの美しさへの思いが強い。DoingよりBeingを学びたい人向け。(書いていること全て、むしろネガティブに聞こえてしまう方が多いと思うので、コーチングについては次のページでじっくりと書いていきます。)

【システムコーチング】
システムコーチングとは、2人以上の人間(パートナーシップや組織など)が集まった時に生まれる「関係性」をコーチングするというもの。「誰もが正しい。但し全体からすると一部だけ正しい」という信念のもとに行われる。
初級受けただけなので、正直わかりません(笑)しかも基礎コースが盛り上がりすぎ、質問出まくりで、おそらく研修設計崩れまくりの基礎コースでした。ゆえに初級自体は評価不能です。
CTIよりは少し左脳的・お勉強的。キャリコンよりは右脳的。ニッチなので、受講者は大企業人事のような人たちが多い印象。参加者の言葉で印象に残っているのが「組織の中で行われる1on1コーチングの限界に課題を感じて受講しに来た」という人事の方。たしかに。

という事でここからは、私自身がこれらの学びをどう使うか?何の目的で学んでいくか?を、それぞれの学びにキャッチフレーズをつけながらご紹介していきます。まずはシステムコーチングから!


システムコーチング:寄ってたかってのぞき込まれる希望のお宝マップ

※以下の文章については、一番ご自身にとって身近な組織をイメージしながら読んでください。私の身近な組織はクライアントのダイバーシティ組織なので、その想定で書いています。

個人的な見解ですが、私の領域(ダイバーシティ)は、なぜか顧客側の担当者の異動が他の人事領域と比較して多い気がしています。それゆえ、腰を据えた取り組みができにくかったり、ダイバーシティが専門と胸を張れる人材が組織内に少ない企業が多い印象を持っています。そんな中で感じるのは、ダイバーシティ部門自身が迷えるシステム(=組織)と化しているという事。

確かに人的資本経営の流れの中でデータの流通量は多くなり、判断材料は豊富になってきました。しかし一方でダイバーシティは、「より複雑で」「より難解になり」「企業経営における重要性も増して」いっています。そのような中で、社員にWillを求め続けているダイバーシティ組織自体のWillがどこにあるのか、ありかたも、戦略も、迷子になっていると感じる事があります。

そのような中でダイバーシティ組織が自社の組織開発を行う以前に、ダイバーシティ組織自体の組織開発に取り組む必要があるのではないか、と感じることが多くなってきました。

そこにシステムコーチングの可能性があると感じています。システムコーチングは、システム(=組織)に対して自ら変容し、可能性を生み出し続けることを支援していきます。
例えていうなら、チームのみんなでお宝の地図(=システムコーチング)を覗き込みながら「きっと希望はあるはずだから!今度はこっちに行ってみよう!」「この旅では何を大切にしていきたい?」「この旅ではどんな助けが必要なんだろう」と言いながら自分たちの力でゴールを目指す。こんな感じでしょうか。

もしかしたら今後の研修会社に必要なのは、顧客組織(=人事)自体の開発支援をしていくことなのではないのか?これが今の私の仮説であり、2023年はシステムコーチングにコミットする理由です。

もしこれを読んでいる皆さん自身がチームを持っていたり、対象としたいチーム(顧客や組織)が既にあるのであれば、システムコーチングはきっとパワフルな威力を発揮するのではないかと思います。

とは言え冒頭でお話した通り、現状では私もシステムコーチングは現状では「評価不能」です。学ぶにはお金もかかるので、ちょっと私に話を聞きたいな、という方は学びが深まってくる秋ごろにお声がけください。
そのころには何等かの情報提供が出来るのではないかと思います。


それでは少し長くなってきてしまったので、今日はここまで。
次回はコーチング・キャリアコンサルティングと続きます!

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