防犯カメラのSDカードのフォーマット方法が一癖あったのでメモ(大容量SDカードのFAT32フォーマット)
今回はややマニアックな内容の記事となります。
防犯カメラのSDカードのフォーマット形式
電柱等に設置されている防犯カメラの録画用に使用されているSDカードですが、お店から買ってきた時のデフォルトの初期化形式(フォーマット形式)では機器が対応しておらず、一度、フォーマットをし直さなければいけないことがあります。そのため、気づかずに買ってきたSDカードと入れ替えたら、録画ができていなかった・・・・なんてことも起きてしまいます。
実際に私もやらかしてしまいました。
「FAT32」形式のフォーマット
防犯カメラのマニュアルを見てみると、SDカードのフォーマット形式は「FAT32」が指定されていました。FAT32とは、Windows95時代から馴染みのある形式です。ファイルは最大4GBまで扱うことができます。今の時代ではちょっと古い形式となってしまいますが、まだまだ現役です。
ちなみに、市販されているSDカードでは多くがexFAT形式で初期化されています。exFATはFAT32よりも新しい形式で、現在ではSDカードなどのメモリカードでは主流の方式です。
FAT32でフォーマットできない!
SDカードの初期化は、カメラ本体の操作でも実施できるものの・・・・電柱にくっついていて、しかも操作するにも画面が無いので、そう簡単ではありません。
そこで、手元のパソコンでFAT32にフォーマットをやり直そう…
Windowsの標準のフォーマットプログラムでフォーマット・・・
あれ?FAT32が選択肢に表示されない・・・。
コマンドプロンプトで対応
ということで、コマンドプロンプトでフォーマットをしてみましょう!
コマンドプロンプトを開いて・・・
クイックフォーマットはできないので、通常のフォーマットを実施。
> format /FS:FAT32 (ドライブ名)
イイ感じです。
かなり時間をかけて98%まで到着・・・と
おおおーーー、失敗!!
その後、いろいろなパラーメータなどを試すものの、失敗してしまいました。
IOデータ社が提供しているフォーマットプログラムを試してみた
いろいろと検索してみると、どうやらIOデータ社が提供しているフォーマットプログラムでFAT32でのフォーマットができるらしい。
ということで、早速試してみました。
IOデータのホームページ
https://www.iodata.jp/lib/software/i/1498.html
ダウンロードをして、解凍するとファイルが出てきます。
起動します。
初期化対象のメモリカードを間違えないようにしましょう。
FAT32を選びます。
フォーマットをするとデータが消えてしまうので、確認のダイアログが出てきます。
フォーマットが始まります。意外と早く終了します。
これで、FAT32形式でのフォーマットが完了しました。
しかし、FAT32形式が開発された当時、まだHDDですら容量が数十GB程度の時代、まさか、こんな小さいメモリカードで、128GBや256GBも入る時代になるなんて、想像すらしていなかったでしょうねーー。
と、いうわけで、FAT32形式で、128GBや256GBなどの大容量のSDカードを初期化しなければいけない時は、IOデータ社のフォーマッタを使用すると初期化できます。
と・・・おしまい。