とらドラはいいぞ
廊下で転ぶと鼻血が出て、人生で転ぶと涙が出る。
中野カカオです。
現代アラサーの青春アニメの金字塔といってもよいアニメ、「とらドラ!」
ですが、今のティーンエイジャーには時代を感じる作品なのかもしれません。
ガルパンおじさんならぬ、
とらドラおじさんです。
ふと土曜日から見直したところ、最終話あたりまで一気に見てしまいました。もはや自分の青春の思い出=とらドラ!な感覚でした。
そんな甘酸っぱい、バニラソルトな青春アニメ
「とらドラ!」の魅力をお伝えしたいと思います。
①見てると恥ずかしくなるほどの青春
青春の過ち…とはよく言ったもので、どのキャラクターも過ちを犯します。
例えばですが、メインヒロインの背の低いロリキャラな逢坂大河が貧乳なことを気にして、スクール水着に主人公の作ったパットを胸に入れるのですが…っと書いてるだけで恥ずかしくなってきました。
3週目ぐらいの視聴ですが、知っているからこそ辛いシーンもあったりします。文化祭のミスコンのシーンでは痛々しくて直視できなく、最後には涙が滲んでしまいました。思春期の感情を思い出させてくれる素晴らしいアニメです。
あとインコちゃんのセリフの意味が分かるようになりました。
②魅力的な女性キャラ達
メインは3人のヒロインですが、
見る人によって人気はばらける印象です。
私は櫛枝美乃梨一筋ですが、
今見てもよくわからないキャラでした。
一見、明るくて元気でぶっ飛んだキャラなのですが、3人の中では一番感情が複雑です。というのもあまり本音が描かれておらず、ミステリアスな少女としてストーリー後半まで存在しています。なんというか鼻血が似合うキャラクターです。
でも、声優さんのお芝居も相まって、
主人公が好きなヒロインとしての魅力があります。
唯一無二の存在感のあるキャラでした。
時折みせる真面目な表情がどこか人間味を感じて好きでした。
川嶋亜美の魅力は大人になって理解できる気がします。
高校生の時に見てなかったら川嶋派だった…かもしれません。
③怖い目つきの主人公
この手の作品で個人的に重要なのは主人公、高須竜児です。
目つきが悪いけど、家事が好きで、女性の尻に敷かれがちな主人公ですが、嫌みがなくまっすぐで、憧れのキャラクターでした。
主人公が好きになると、主人公が好きになるものにも共感ができます。
故に櫛枝派になったのだと思いました。
学生時代から自炊をちゃんとやったのも高須くんの影響かもしれません。
餃子を良く作っていました。
④今をときめくスタッフたち
メインスタッフの3人、
監督の長井龍之さん、キャラデザの田中将賀さん、脚本の岡田麿里さんといえば「あの花」、「ここさけ」、「空の青さを知る人よ」などでもトリオで組んでいます。そのお三方の出世作がこの「とらドラ!」なのです。
それを踏まえても、
表情豊かなキャラクター、画面から目が離せない演出、胸が突き刺さるようなセリフ。
当時のアニメ業界も激震が起こったことでしょう。
そんな伝説的な作品が「とらドラ!」なのです。
たぶん。
⑤まとめ
こういった青春を題材にした作品は、出会い方が大事な気がします。
ふと暇な時間ができた時に、なんか面白そうとか、キャラがかわいいなとか、ふわっとした気持ちで作品と出会うことがベストだと思います。
最近の青春アニメだと、冴えカノや仮カノとかもハマりましたが、
当時ほど感情が揺れ動くことはありませんでした。
作品を本気で好きになるということはある意味の才能なのかもしれません。
不思議なのは、これほど影響された作品でしたが見返すまではかなり忘れてしまっていました。人の記憶って都合が良いものなのかもしれません。
それでは、また次回。
ジャイアントさらば