サーキュラーエコノミー思考のススメ
修理する事は、モノを長く使い続ける為に必要な手段です。
サーキュラーエコノミー思考で考えると、修理が重要な事が分かります。
"モノが役目を終える時の事"を考える
サーキュラーエコノミー思考は、モノを生み出す企業側、モノを使う生活者側の両方に必要な思考です。
この世の中の企業・生活者の全てがサーキュラーエコノミー思考になった時、世の中は完全なるサステナビリティの世界になります。
サーキュラーエコノミー思考とは
リニアエコノミーとは
まずサーキュラーエコノミーの対となる言葉が「リニアエコノミー」です。
リニアエコノミーとは何か。
それはモノの命が「生まれてから死ぬ」という事を前提に設計された商品で動いている経済活動の事
「役目を終えたら捨てる」事を是として設計されている。
そもそもモノが「死ぬこと」を前提に作られている。
世に生まれる時から廃棄前提である。
サーキュラーエコノミーとは
次にサーキュラーエコノミーとは何か。
モノの命が「永遠に続く」という事を前提に設計された商品で動いている経済活動の事
「役目を終えたら捨てる」のではなく「役目を終えたら別の人に使ってもらう」というリユースであったり、
「壊れたからそれを捨てて新しいモノを買う」ではなく「修理して使い続ける」というリペアであったり、
さらに「壊れないようにするために定期的にチェックと手当」というメンテナンスであったり、
「全てを原材料に戻して再度新たなモノとして生まれ変わる」というリサイクルであったり、
そうすると結果的にモノを大量に排出する必要がなくなるので、リデュースとなったり、
そのように「モノを生かし続ける」事を是としています。
サーキュラーエコノミー思考とは
サーキュラーエコノミー思考は、モノを生み出す企業側、モノを使う生活者側の両方に必要な思考です。
企業は
モノが役目を終える時の事を考えてモノを作る
生活者が
モノが役目を終える時の事を考えてモノを買い、
モノが役目を終える時の事を考えてモノを使う。
モノを選ぶ時にどのように選ぶか
例えば、タブレットを購入したいと思っています。
その時に、役目が終わる時の事を考えずに買うのがリニアエコノミー思考で、役目が終わる時の事を考えて買うのがサーキュラーエコノミー思考です。
例えば、このタブレットを役目が終えたらメルカリで売ろう!というのはサーキュラーエコノミー思考です。タブレットの命は生き残り、別の誰かに使ってもらうようになります。(所謂リユース)
また「買う時」にメルカリで売ろうと考えると、「使う時」もサーキュラーエコノミー思考になります。役目が終えた時にちゃんと売却出来るように大事に使おうとなります。(メンテナンス的な観点)
これまでの「メルカリで売る」は、売却して利益を得る事(=損をしない事)という思考の人も多かったと思いますが、これからは如何にモノの命を終わらせない為にはどうするかという思考で、メルカリが活用していく事なります。
サーキュラーエコノミー思考のススメ
一度手に取ったものをサーキュラーエコノミー思考で考えて欲しいなと思います。その手に取った商品が役目を終える時にどうなるのか。捨てなければならないのか、もし捨てなければならないのであれば、他に捨てなくても良い代替商品は無いのかとか。
企業と生活者の両方がサーキュラーエコノミー思考で行動すれば、所謂サスティナブルな世界が実現必ず実現します。
ひとりひとり、一社一社がサーキュラーエコノミー思考になって欲しい今日この頃です。
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