人間は皆同じであることを求めるものだ
Detroit: Become Humanというゲームでアンドロイドのマーカスと老人のカールがスピードチェスをしている場面がある。このゲームで、マーカスが負け、その理由を正直に話すとカールがこんなことをマーカスに対して喋る。
これをアンドロイドに言ってるのがなんとも味わい深い。私もそうだけれど、気づくと人と同じことをしている。思考。行動。あらゆるものがルーティーン化した毎日に意味はない。だけど、意識していないとそうなってしまう。変化はストレス。常に新しい生を歩む。昨日を殺す。連続であり、不連続である。福岡伸一氏が提唱した動的平衡。我々は常に新しい。
徐々に体調が良くなってきた。だからこそ、巻き返そうとして色々なものに手をつけがちになってしまうので、自粛する。経験から学ぶことは本当に多い。ディフューザーとアイマスク、高性能な耳栓を新調した。五感に気を配ることで生を実感できる。これまでよりもよっぽど美しい「ていねいな暮らし」ができている感がある。
しかし、依然フラッシュバックは起こる。綱渡りのよう。片足を踏み外すがその度になんとか持ち堪える。ここで落ちると今度はもう戻って来れなくなりそうだから。毎日数回はヒヤッとする。この間は夢にまで出てきた。いつになったらなくなるのだろうか、、、。全く見当がつかない。その恐怖と将来に対する不安の相互作用が痛い。
自己矛盾から解き放たれる時は来るのだろうか。