別に。
別に1人が良くてここまで来たわけではない。
ただ、最悪1人でも生きていけるようにならなくては、という考えはずっと心の中にある。
同年代が家庭を持つのが普通になってくると、私には何もなく、愛し愛される人がいないダメ人間の様に感じてしまう…
優柔不断で、ビビりで、どうでもいい事で悩んだり、変な所で傷つき、少しでも病気したらもうアウト。
弱った時に寄り添える人がいないのは、ひとりでいるとかなり響くだろう…
1人で何でもできる人は強い、と思われがちだけど、実際は違うと思う。心の中に抱えた弱さを表面に出さないだけ。人といるのが怖い臆病な人の方が多いと思うんだ。
もっと器用に生きられたら… もっと人と距離が近づけたら…
そんな事思っても仕方がない。
自分がそうでない方を選んできたからね。
何となく想像のできた未来。
別に、1人が良くてここにいるんじゃない。
ただ、選んだ結果がそうなった、それだけ。
れぉ
写真 : HAYATO R. KUSAKABE