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【感想】『羽ばたきのためのエチュード』の“羽ばたき”が今回のストーリー【誰が為のソナタ】【バンドリ】【ガルパ】

早速ですが、モルフォニカのイベントストーリー『誰が為のソナタ』、お読みになられたでしょうか?
おそらくこの記事に辿り着いている人は、読了後もしくは気になっている人だと思います。
この記事では、『誰が為のソナタ』について、自分が思ったことを思ったままに書き連ねていきます。

※この記事は『誰が為のソナタ』含むバンドリ!ガールズバンドパーティ!の一部ストーリーのネタバレがございます。未読の方はご注意ください。



1.自己紹介

オレオです。
3周年前からガルパを遊んでいるので、一応モニカは結成から知っていますが、記憶があやふやなイベントストーリーもあるので、そこだけご了承ください。

2.本編感想

透子の停学について


透子の停学についてですが、私はシーズン3が始まった段階から透子停学の可能性は非常に高いものだと考えていました。
校内でスマホの使用が禁止されたとき、「マジおかしくない?」と言って透子は堂々とスマホを使用していました。

迷える蝶たちのトライトーン第1話

彼女の性格上、瑠唯や他のモニカメンバーはおろか、理事長にさえ注意されてもスマホを校内で使い続けると思っていたので、いずれは停学や反省文等の処置がなされるだろう…と思っていたのですが。
……停学が言い渡されてしまいましたね、反省文書かなければの条件付きですが。まさか、スマホ使用や校則違反等ではなく台パンで停学の可能性が示唆されるとは思いませんでしたけども。


透子と瑠唯がお互いの本質を理解していたことについて


個人的、今回のストーリーでいちばん胸熱だった台詞(2選)です。

誰が為のソナタ第4話

とうるいッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!(吐血)
なんというか、こういう、バチバチし合っているけどお互いの本質をしっかり見え透いて細かい変化に気づき合っているのが、いいですよね……。
(※当方、女女の関係性オタクです)


好きなことで傷ついてほしくないという気持ち


今回、八潮瑠唯がモニカメンバーをはじめとした月ノ森生のために動いていたと発覚しましたが、これ、(リアル年月でいう)4年前じゃ絶対ありえない展開ですよね。

今回、瑠唯が上記のような発言をしました。“その辛さ”にあたる部分、おそらくバイオリンでの挫折経験だと思うのですが、なぜわざわざその過去を糧にみんなのために行動しようと思ったのか。それにはモニカ2章の倉田ましろの発言にあると思うんです。

fly with the night 第13話

このとき、ましろの言葉によって瑠唯は今までバイオリンを避けてきた自分の核心に気づきました。
今回、瑠唯は1度月ノ森音楽祭を諦めようとします。しかし、透子の熱意に触発され、目を逸らさずに、目の前の事象を過去にしないように、と向き合う決意をしました。
自分が好きなことで傷つくことを経験しているから。それを他のメンバーには味わってほしくないという気持ちが、この(リアル年月の)4年間で少しずつ積み重ねられてきたのです。
かつてましろは、「なりたい自分になれない怖さを教えてくれたのはバンドだけど、なりたい自分になりたい気持ちを教えてくれたのもバンドだった」と発言しています。瑠唯の行動は必ずしもなりたい自分のためとは言えなくとも、瑠唯がみんなのためにと自発的に動いた理由には2章のましろの言葉の力もあるのではないかと思います。

fly with the night 第13話


ところで、読み返していて気づいたのですが、実質透子のキャラソンであるMUGEN Reverberate! の「自己満でも自惚れでもいいよ」って歌詞、2章の八潮瑠唯の発言に呼応しているんですね。

fly with the night 第13話

(モニカのアルバムの歌詞考察書きたいなと思いつつ、時間とネタがあまりないので書けずじまいなのだ)


ノックなしで部屋に入られるのは嫌だという気づき


さて、長年ガルパで遊んできているバンドリーマーの方なら、ノックなしで部屋に入られることを嫌っていたキャラ、わかりますよね…?(圧)
そう、氷川紗夜です。

青い薔薇芽吹く 第13話

そんな紗夜さんも、バンドを続けているうちにすっかり妹と向き合えるようになり、ポテト大好きNFO大好き系ギタリストになりましたが、紗夜さんは透子の師匠でもあります。
今回、透子はなんだかんだで反省文を書いたらしいのですが、そのことについて彼女はこう発言しています。

誰が為のソナタ エンディング

……反省文書くにあたって、紗夜さんに泣きついたりしてない!!?
反省文の内容、理事長に指示されているのはどちらかと言えば台パンについてがメインなので、無断で理事長室に押しかけたことについてではないんですよね。
反省文書くとき、電話かなにかで紗夜さんに助けを求めていたら私が嬉しいです。

あと、あんまり今回のストーリーに関係ないんですけど、透子が紗夜に弟子入りしたときに紗夜が瀬田薫に弟子入りしようとしていたのが今でも印象的でよく覚えてるって話。

凛と薫る風の調べ 第4話


すぐには助けを求めないのが八潮瑠唯


前の項目で八潮瑠唯もみんなのために行動したのなんのと書きましたが、まあ一筋縄じゃいかないのが八潮瑠唯という女ですよ。
今回、瑠唯が生徒会長になった本当の理由に気づいた七深が「手伝えることがあったらなんでも言ってほしい」と声をかけていますが、最初はそんな救いの手を振り払っています。そして、瑠唯はそんな七深に対して「広町さんは広町さんにできることをしてちょうだい」と言い放ちました。
それを受けた七深は瑠唯の本心をみんなに打ち明けます。(伝書鳩)
……そういえば、瑠唯が七深の本当の姿をみんなに伝えるパターンもあったような。

秘密と青春のイリゼ 第5話

今回瑠唯が生徒会長になった理由を七深がみんなに伝えたのも、過去に七深の秘密を瑠唯がみんなに伝えたのも、どちらもいい方向に転じています。
何が言いたいって? 伝書鳩になってもうまくいくこともあるんやで。
見てるか、祥子。


3.今後への期待

署名活動にそよと睦は参加するのか


月ノ森音楽祭開催のために署名活動をしようと思い立って幕を閉じた今回のストーリーですが、最近追加されたそよと睦は署名運動に参加するのでしょうか。

CRYCHICを結成した祥子がバンドをやりたいと思ったのは、1年前の月ノ森音楽祭でモニカがライブをしたことがきっかけですし、当の本人が転学してしまっているとはいえ、そよと睦は月ノ森音楽祭に無関係とは言えないところ。
また、今回理事長が見たと言っていた昨年度の月ノ森音楽祭の録画映像というのは、アニメ3話の流れ的に恐らく燈と立希も見ている映像であると考えられます。

誰が為のソナタ 第1話

にしても、具体的になにがあったかはわからないとはいえ、モニカに憧れてバンドを始めた祥子が最終的に転学してしまう、というのは理事長のいう月ノ森精神を失った姿の最大の象徴のようにも思えます。
月ノ森の精神を失ったから月ノ森にいられなくなってしまった。少なくとも、月ノ森音楽祭でのモニカのライブがきっかけで人生が思いもしない方向に狂ってしまった生徒がいた、という点は今後のモニカのストーリーを読む上で留意しておかなければなりません。
あと、今回のストーリー的に生徒の自主性がどうたらっていうのが月ノ森の今後の最大の論点になりそうなので、バンドリキャラでもトップレベルで自主性が欠如している若葉睦の成長に期待したいのですが……流石に厳しいか。アニメジカ控えてるし。

透子のプレゼン


そういえば、透子の作ってたプレゼンどうしました、瑠唯に却下されていましたけれど。

閃火に揺らめくアウフタクト エンディング

透子のことなので()、書き直さない可能性や書き直しても論理的ではない可能性は充分ありますが、今後他の理事の人に意見を言う際にこの透子ちゃんのプレゼンが火を吹いたらいいなぁと思います。

4.最後に

現役の学生として、学校の伝統と形骸化した校則と変わっていく様相の狭間を生きているので、シーズン3のモニカのストーリー、かなり注目しています。
またガルパのストーリーで気になったストーリーがあれば感想書き殴りたいと思います。

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