わたしのきほん5/100
誰かのための選択はしない
人は何かを選択するときに
誰かのことを考えてしまう
という言葉にやられた。
考えたこともなかった。
例えば
ケーキを選ぶとき、母が好きそうな
ふわふわの白いものや
チーズのもの
をわたしもなんだか好きなような気がして
生きてきてしまった。
美味しいよ、好きだよ、でも違った。
本当に好きなのは
真っ黒いチョコレートの硬めの
濃厚という文字が似合うねとっとしたやつとか
焦茶色の香ばしいタルトとかキャラメルとかナッツとか
そういうケーキを自分のために
選択できるようになったのは
本当にここ最近。
選択するときに
誰の顔も浮かばないようにするのは
案外難しい。
パパ氏が好きそうだなとか
娘も食べるかなとか
そういうのも必要だし
楽しいし
幸せなのだけれど
自分のために選択して生きていきたい。
どうしてですか?と聞こえてきました。
えーと、それは何だか長くなりそうなので
6/100に続きますね。
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