指値と成行、初心者ならどっちがいい?使い方のコツを解説
株式投資を始めたばかりの方の中には、「指値と成行、どちらの注文方法を使えばいいの?」と迷っている方もいるかもしれません。慣れないうちは、どの方法が最適か知っておきたいですよね。そこで今回は、初心者の方におすすめの注文方法について解説します。
結論:初心者は「基本は指値注文!損切りは成行注文」
まず結論から言うと、初心者の方は基本的に「指値注文」を使うのがおすすめです。ただし、「損切り」をする際には「成行注文」を使うと良いでしょう。これから、それぞれの注文方法の違いと使い方について詳しく見ていきましょう。
指値注文と成行注文の違い
指値注文と成行注文の違いは、「売買したい価格を指定するかどうか」です。
指値注文
指値注文は、自分が売買したい価格を指定して注文する方法です。例えば、「100株を〇〇円で購入」「200株を〇〇円で売却」といった具合に、自分で金額を決めて注文します。つまり、「この価格で取引したい!」という時に使う方法です。成行注文
一方、成行注文は、価格を指定せずに注文する方法です。「100株を成行で購入」「200株を成行で売却」といったように、数量だけを決めて注文します。成行注文は「すぐに売買したい!」という時に使う方法です。
指値注文と成行注文のメリット・デメリット
それぞれの注文方法には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
指値注文のメリット
自分の希望する価格で取引ができる。
突然の価格変動に対応しやすい。
指値注文のデメリット
希望価格に達しないと取引が成立しない。
注文が成立するまで時間がかかることがある。
成行注文のメリット
すぐに注文が成立しやすい。
市場の流動性が高い時にスムーズに取引ができる。
成行注文のデメリット
市場価格での取引になるため、思わぬ高値・安値で売買されるリスクがある。
価格の変動が激しい時に不利な価格で取引が成立することがある。
初心者はどう使い分けるべき?
初心者の方には、まず「指値注文」をマスターするのがおすすめです。特に、株価が急に変動するリスクを避けるために、希望価格を指定できる指値注文が適しています。
ただし、損切り(損失を最小限に抑えるための売却)の際は、スピードが重要です。そのため、損切りのときだけは「成行注文」を使うと良いでしょう。成行注文ならすぐに売買が成立するので、損失を拡大させずに済みます。
もし「どっちかだけを使いたい」という場合は、まずは指値注文をしっかりとマスターしましょう。慣れてきたら成行注文の使い方も学んでいくと、さらに柔軟な取引ができるようになります。
まとめ
指値注文と成行注文の違いを理解して、それぞれのメリット・デメリットを知ることが大切です。初心者の方は、基本的に指値注文を使い、損切りの際には成行注文を使うようにしてみてください。自分の投資スタイルに合った注文方法を見つけて、少しずつ慣れていきましょう!