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活用したい!資産形成制度(確定拠出年金編)

確定拠出年金は、将来の給付額が拠出された掛金とその運用益に基づいて決まる私的年金制度です。企業型DC(企業型確定拠出年金)とiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の2種類があります。企業型DCは事業主が掛金を拠出し、iDeCoは加入者自身が掛金を拠出します。

確定拠出年金の仕組み

  • 毎月の掛金:企業型DCとiDeCoは、毎月決まった金額の掛金を拠出し、投資信託等で積立投資を行います。

  • 資産の引き出し:原則として60歳以降まで払い出すことはできませんが、長期間の運用が可能なため、老後の資産形成に適しています。

確定拠出年金の特徴

  • 税制メリット

    • 運用益:非課税

    • 拠出金額:所得控除対象(企業型DCはマッチング拠出分も対象)

    • 受取時:退職所得控除や公的年金等控除が適用可能

  • 積立金のリスク:元本確保型の商品もありますが、投資信託等の商品は元本を下回る可能性もあります。

DCとiDeCo 比較

※1 企業型DCはマッチング拠出分が所得控除の対象
※2 積立金への特別法人税(1.173%)は凍結中
※3 規約によって加入可能年齢が異なります
※4 国民年金基金連合会や金融機関への手数料が発生します

確定拠出年金で投資可能な商品

確定拠出年金で投資可能な商品は、運営管理機関が選定したもので、加入者は以下のような商品から自由に選択できます。

  • 定期預金・保険等の元本確保型商品

  • 投資信託

また、運用途中に商品を入れ替えることも可能です。


このように、確定拠出年金は長期的な資産形成に向いており、税制メリットも多い制度です。企業型DCとiDeCoの違いを理解し、賢く活用することで老後の資産をしっかりと準備することができます。


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