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機密保持と情報共有の両立:チームとして高度なクライアント管理を実現
メタメンターの代表をしてます、れおなと申します。
「コーチングをもっと身近に、もっとデジタルに、もっとサイエンスに」
するため日々精進しています。
コーチやカウンセラーなどの対人支援者向け『MetaMentor CRM』をリリースするに至った想い、クライアント管理機能、共有ノート機能、カルテ機能について綴りましたが、今回はなんと!
複数人のコーチがチームとなってクライアントやクライアント企業にコーチングを提供している組織向けのチーム機能になります!
■想定利用ユーザー
・人材コンサル会社のようなクライアント企業に対して複数コーチをアサインするような組織
・マッチングプラットフォームとしてコーチとクライアントをマッチングするような組織
・コーチングファームで働いていたコーチが独立して2-5名ぐらいの気の知れたコーチ同士でチームを組んでコーチングを提供しているよう組織
チーム機能で高度なクライアント管理
ここまでご紹介してきた各機能(クライアント管理機能、共有ノート機能、カルテ機能)も一人で活動している分には十分に活用できると思います。
ただ、クライアントの規模が大きくなっていくと(例えば法人との契約)コーチ一人で対応していくには限界が出てきてしまいます。そうなってくると同じ流派や同じ志をもったコーチ複数人がチームを組んでいくことになりますが、変な話クライアントからみると誰がコーチングを提供しようが、クライアントと契約する契約主体に一定のサービス担保を求めるようになります。
クライアントとコーチの間では原則として守秘義務が発生しますし、守秘義務のおかげでコーチングの真価を発揮すると言っても過言ではないと思います。
一方でクライアント(法人・個人共に)との契約主体側からビジネスを考えた時にはリスクヘッジの観点でセッションで何が行われているかや誰と誰をマッチングしたかということを管理・把握しておく必要があるというのも事実としてあります。
『MetaMentor CRM』では、各チームのスタンスに柔軟に対応するためにチーム設定としてクライアント情報(基本情報やノートやカルテ等)を共有するかしないかを選択することができます。
これらによって機密保持と情報共有の両立を実現しています。
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具体的利用ケース①人材コンサル会社・研修会社のケース
ここからは具体的ケースに基づいて考えていってみましょう。
コーチングを提供している先として比較的多く目にするのが、今回の人材コンサル会社や研修会社が提供しているコーチングでしょう。
人材コンサル会社や研修会社は自社にコーチを抱えるというよりは、外部コーチに業務委託しているケースが大半です。
以下のようなイメージです。
![](https://assets.st-note.com/img/1723439838828-DjYPM956cE.png)
彼らの本業は組織開発や人材開発なので、コーチングをすることが目的ではありません。
例えば、「次世代のリーダー育成」や「マネージャーのスキル向上」など企業の目的を支援する一環でコーチングを活用するケースがあるというイメージです。
そのため、コーチングに対して大きな課題も感じていません。課題があったとしてもメインの業務ではないので投資をして改善をするほどのことではなかったりします。
ただ、業務を分解してみるとクライアント企業とのマッチングやコーチの管理、セッションの進捗状況管理など俗人化している業務がたくさんあります。組織開発や人材開発の文脈で導入するコーチングについてはコーチ管理によるサービスの平準化が求められると感じています。Aコーチについたクライアントは成績が伸びてるけど、Bコーチは伸びないとかになってしまうといくらコーチングが協働関係が大事だといっても、クライアント企業からすると本当にコーチは大丈夫なのか?と疑念を抱かざる得ないからです。
このようにコーチング業務を分解してみていくといくつも課題があるため、自社システムとして投資はしないがSaaSのような安価な仕組みで効率化していくというニーズはあるように感じています。
具体的利用ケース②マッチングプラットフォームのケース
続いてがマッチングプラットフォームです。
コーチング業界のマッチングプラットフォームど真ん中でいえばmentoやZappasなどが思い浮かびますが、他にもmyPecon、THE COACH、スクール系の銀座コーチングスクール、CTIなどを利用している人もいるでしょう。
また、最近は業種特化で、キャリアコーチングや社外メンター、先生向けコーチング等多くのサービスが出てきているように感じています。僕自身もコーチとしていくつものプラットフォームに登録させていただきましたが、仕組みを導入している先は本当にわずかだなという印象です。
そして以下のようにクライアント側は企業ではなく、個人が多いのも特徴ではないかと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1723440549259-Tx4mxN8k1h.png)
そうなってくるとマッチングプラットフォームの場合は数が大事になってくるので課題はコーチの管理と良いマッチングを実現したいということになってきます。
『MetaMentor CRM』の現状ではマッチング機能はないのですが、ニーズがあれば実装もしていきたいなと思っています。
具体的利用ケース③少数精鋭のコーチングチームのケース
最後に少数精鋭のコーチングチームの利用ケースです。
意外に多いのがこのパターンなのではないかと思っています。コーチ目線でいうと①②共に自分がクライアントやクライアント企業の前面に立つことができないため、本当に自分が実施したいコーチングやサービス(アフターフォローやアウトプット)ができないケースもあります。
考えてみると当たり前で、集客するということに労力を割いていないので、表現は良くないのですが、従わざるを得ない状態なのではないかと思います。
そうすると自分で集客ができるコーチは気心が知れた(コーチングの流派やフィロソフィー、スキルがフィットする)メンバーと少数精鋭でチーミングを組んだりします。(その方がノンストレスでコーチングができるので)
その場合でも、最終的にはクライアント企業の前面に立って契約をする主体者(個人・法人問わず)が出てきますので最終的には①に近い以下のような関係になるかと思います。
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ただ、この場合①と違うのはコーチを何人も業務委託で抱えるのではなく、一つのチームとして少数精鋭でメンバーを組むようなイメージになります。
また、このような体制だから実施しやすいサービスとしてチームコーチングがあります。チームコーチングの場合は、複数のコーチが複数のクライアントをみたりするのでクライアント情報については共有することが求められたりします。
チームコーチングは、コーチとクライアントが一対一で行なうコーチングとは異なり、複数人から構成されるチームを一つの実体(=クライアント)ととらえ、コーチングを行なうものです。
個人のパフォーマンスを最大化することを目的とするのが一対一のコーチングであるのと同様に、チーム全体としてのパフォーマンスの最大化を目指すのがチームコーチングです。
ということで、チーム機能について①〜③のケースに応じて利用イメージを共有してきましたが、もちろんこれ以外のケースも出てくると思います。
自分のこんなケースは活用できるか?ということもディスカッションしながらご案内できますのでご希望者は是非1on1(30分)をお申し込みください。特に売り込んだりはしないのでご安心ください。
最後にプロダクトリリース時は私のSNSなどで共有しますので、僕のX @reonanをフォローいただけたら幸いです。
ーーー追記ーーー
リリースしました!是非ご利用ください!