【NY生活から】自分の機嫌は自分でとる
皆さん、こんにちは! 在米27年目、ニューヨークはハーレム在住の指揮者、伊藤玲阿奈(れおな)です。
あくまでも個人的な経験からの考え方ですが、どんなに辛かろうが嬉しかろうと、私は自分の機嫌は自分でとれる生き方を望みます。他の人やモノに自分の機嫌をとってもらう生き方はしたくありません。
私がここで言っているのは「人の話を聞くな」「人など気にするな」という単純な話ではありません。ことさら「自分」やら「個性」やらが大事だと主張したいのでもない。そんなこと以前の問題、あくまでも自分のマインドセットにかかわることです。
子供はもちろん大人も褒められることで成長します。それを否定してはなりませんし、良い所をみつけて褒めることは私自身が仕事でも生活でも気を付けていることです。
ただし、「良いリアクションをもらわないと不安になる」「批判されるのを嫌う」といった他力本願な心の周波数を少しずつでいいから手放していくーーそれが幸せな人生を送る大事なポイントだと、これまでの経験から確信しています。
褒められたり批判されたりといった、他人の評価によって自分の気持ちが移ろっていると、苦しみや不安の連鎖、おそろしい依存の世界を見るかもしれません。酒や薬で機嫌を保とうとすればなおさら。
ちなみに最近の私は、「感情を出してこその人間」といった考え方には共感しなくなってきました。
仕事で上手くいかなかった・お金がなくなった・親しい人を失った・・・
どんな局面でも自分の機嫌を損ねることなく、やるべきことを淡々とやれる、優秀な宇宙飛行士のようでいられたら素敵です。
「ありのままの自分」を受け入れつつ、今日も私は宇宙飛行士の訓練を続けます。
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