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「高校ではサッカーを辞めようかと思っていた」 室屋成、大学1年次の談話


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ボイスメモを整理していたら、2年半前に明治大学の練習場へ取材へ行ったときのデータが見つかった。和泉竜司と山越康平への取材がメインだったのだが、たまたま室屋成に会えて時間を取ってもらえたので、話を聞いていた。今回のU-23アジア選手権優勝の原動力の1人となった彼が当時、語っていた話は今見返すと非常に興味深い。お蔵入りももったいないので、ここで公開することにした。


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−−大学の1年目を振り返ってみて、どうでしょう。

この1年はスタメンで試合に出られたというのは大きかったというか、サイドバックに小川大貴さん(現・ジュビロ磐田)とかがいる中で自分に足らないものを凄く練習の中でも、学べるものがあった。プロに行く選手を見ながら練習が出来たので、一人の選手としての幅は広がったかなと。

−−小川大貴の存在は大きかったと。

そうですね。大貴さんを見ていて自分にはないいいところとか、タイプは違うと思うんですけど、いいところや自分に足らないものを大貴さんを見ていて感じていたので。そういうところで、聞いたら教えてくれるし、見習う部分もあったので。あの人がいたからこそいい1年になったかなと。

−−そもそも、明治に来た経緯はどういったもの?

プロか大学か迷っていて、最終的に大学に行くことに決めたんですよね。明治大学が長友選手を輩出しているのは知っていたのと、ジェフの江尻さんが自分がU17のW杯のときにサイドバックの指導をしてくれていたんですけど、明治出身だと聞いていたんです。そういう、長友選手の話だったり江尻さんの話を聞いていたら、明治に縁があるのかなと。それをなんとなく感じていて、行くなら明治かなと。

−−プロからのオファーは

ありました。オファーというか、声がかかっていたのは高2のときだったのですけど…

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