松本の選手の言葉の対策から読み解く、名古屋の敗因
--------------------------------------
※本文の無断転載、スクショによるSNS等への投稿はいかなる理由であろうと禁じます。
※単発での購入も可能ですが、月刊で「国内サッカーの現場より。竹中玲央奈のここだけの話」を定期購読していただくほうが圧倒的にお得です。
---------------------------------------
ボール保持率が高いチームが攻めながらも守備を固めてカウンター一発を狙うチームに敗戦する。こんな結果はサッカーでは往々にして存在するものだが、今年の“風間グランパス”がその被害者になることはそこまで多くないと予想していたので、少々意外ではあった。
16分、自陣でのフィニッシュにもたついたところを奪われてカウンターを浴び、前田大然の単独突破のこぼれに反応した杉本太郎が左足を振り抜くとこれがネットを揺らす。その前半、グランパスはシュートを全く打つことができなかった。再起を図る後半に古巣対戦となる前田直輝が投入されると残りの45分をほぼハーフコートで展開したが、松本守備陣が見せる気迫の守備を崩せず、0-1で黒星を喫した。
松本からしたら“これしかない”形での勝利だったと思うが、名古屋側からすれば“まさか”の敗戦だったと思う。一方で、無得点がショッキングだった一方で「こういう日か」とすんなり受け入れられた。というのも、試合終了のホイッスルが鳴るまでの時間にこの結果を匂わす要因がいくつか散らばっていたからである。
①藤田息吹の存在
ここから先は
3,815字
この記事のみ
¥
250
読んでいただきありがとうございます。頂いたサポート資金は、より面白いコンテンツを届けるための遠征費や制作費に充てさせていただきます!