鳥栖内定・森下龍矢が見せた、明治に勝利を呼び込むアイディアと一撃【MN16】
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今季は3種年代にハマっていたこととグランパスの取材で名古屋へ行くこともあったため、なかなか大学サッカーに行けていなかった。ただ、天皇杯における法政大学の快進撃に刺激され、久々に現場へ向った。
9月21日土曜日、場所は保土ヶ谷サッカー場。実施されたのは桐蔭横浜大vs立正と明治vs中央というなかなかの好カードだ。
どちらかを厚めに取材するかは悩んでいたが、前日夜に出た以下の報道で色々と自分のもとにも連絡が入り、その対応などもあったために1試合目は途中からの参戦になった。
これについては別で記すとする。
明治大は天皇杯で川崎フロンターレに0-1の敗戦を喫し、プロの壁を体感。J1王者と戦って得た手応えと差の両方を得られたと思うし、それがエンジンをかけたように感じる。
その後夏の総理大臣杯も優勝を果たし、リーグではこの時点で2位に9差を付けて首位を独走していた。いつものことといえばそうなのだが、強い。その数字を見るだけで強さがわかる。
ただ、思い起こせば今年は開幕前の天皇杯予選ならびに本戦しか見ていない。だいぶ期間も空いたので、情報をアップデートしなければいけない。そう思って会場に足を運んだ。
トータルの強さで上回った明治
スタメン
結果は1-0で明治の勝利となったが、個人的にはスコア以上の差があった。試合開始のホイッスルが鳴ってから15~20分は完全に明治ペース。「個人としてもチームとしても良かった」と横浜FC内定・瀬古樹が語るように、明治は序盤から敵陣に圧力をかけ続け、中央のビルドアップを阻止。
特にアンカーの中村亮太郎の脇をトップ下に入った中村健人と左WBの森下龍矢が突きまくる。ここで注目すべきは左ワイドの森下がここまで入ってきている点だ。3-5-2の左サイドの森下が内側を取ることで、中大としてはマークが“ボケて”しまう。右サイドバックの今掛も付いていって定位置を空けるわけにもいかない。中大はこの森下の位置取りの妙に終始苦しんだ。
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