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仲川輝人の分岐点。大学4年とアビスパ福岡

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9/14に行なわれた国立開催のFC東京vs名古屋グランパスは4-1で"ホーム”のFC東京が勝利を収めた。国立競技場開催では無類の強さを誇っているが、この試合では仲川輝人が輝いた。

1点目の実質的アシストとなった中央突破からのシュートを皮切り2点目のPK奪取、そして4点目のショートカウンターを結実させる左足でのニア上へのシュートと、獅子奮迅の活躍を示した。

半歩・一歩の瞬間的な速さとドリブルの急な方向転換、そして左右両足でのシュート精度は昔から変わらない。ただ、寿命が短いプレースタイルだと感じていたので、32歳の今でも筆者が見て衝撃を受けた大学時代と遜色ないプレーを示しているのが驚きである。

そして、現代サッカーが筋骨隆々とし走れ闘えるフィジカル重視の選手を重宝しファンタジスタ排除傾向がある中、162cm57kgという体格で国内トップの舞台で存在価値を示せている部分も凄みだ。

この名古屋戦では「まだまだやれるな」とファンに期待をもたせた試合だったと思う。筆者も同感だし、彼を見始めて13年ほど経っているが、圧巻だった大学4年間のパフォーマンスと深刻な負傷から這い上がってJ1の舞台でプレーするまでの過程を知っているからこそ、応援する気持ちが大きくなる。

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