「主務」と「練習生」の決意。早慶戦・AT3分の〝等々力劇場〟を生んだゴールの舞台裏(青木ひかる)
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夏のお知らせは突然に
「今年も早慶戦の取材に行きたい人挙手。」
レオナマガジンの運営用slackに、今年も夏のお知らせがやってきた。早慶サッカー定期戦。
試合日の7月12日は華の金曜日。今年は2016年大会ぶりに、平日開催の日程となった。
新入社員ながら、金曜日に午後休を獲得することができた私は、ひょっこりslackに手のスタンプを押し、「サッカー行ってきます」と昼過ぎに会社を抜け出して、等々力陸上競技場へと向かった。
平日開催に合わせ、毎日のように続く雨の中で客足が心配されたが、早慶戦開催の時間に合わせて雨は上がり、涼し気な風がスタジアムを包みはじめていた。
等々力劇場
結論から言うと、試合は1-0で早稲田大学が勝利した。90+1。試合終了まで残り時間が少ないの状況で、10番を背負おう加藤拓己が、クロスからの浮き玉に体を張りダイビングヘッド。
フロンターレのホーム試合ではなかなか見られなくなってしまった「等々力劇場」を早慶戦で見られてどこか不思議な気持ちになった。
2017年大会から3回目の観戦となるが、ここまで互角の戦いを見たのは初めてだった。
「均衡を破って1点入れたことのどこが劇場なんだ」
「等々力劇場はそんなもんじゃない」とフロサポに怒られそうだが、劇にも厳しい稽古が、試合には練習や見えない部分があってこそ本番がある。
そんな彼らの見えない部分のストーリーを話したい。
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