[反対寄り]夫婦別姓…必要性と意思表示の難しさ①
昨今議論がさらに進んでいると思われる選択的夫婦別姓ですが、個人的な意見と疑問をどう考えようもなくここに書いていきます。
個人的には
夫婦が別姓であることにはなんの違和感もありませんし、相方側(主に女性側)が負担に感じ、アイデンティティが傷つく、奪われるような気分になる、という意見には100%同意します。これはフェミニズムどうこうではなく、感じる受けて側の気持ちは本当であり、負担に感じる人がより少なければいいと考えているからです。
その上で、現行制度において別姓使用の範囲は意外と幅広く、導入されている企業や団体も少なくないと聞きます。この流れを全ての企業団体で適用できれば、選択的夫婦別姓を新たに規定する必要はないのではないか、とスタートに感じました。もっと言えば選択的夫婦別姓は、強制的親子別姓でもあります。それを考える方はどれくらいいるでしょうか。
意識の改革の問題は横たわるものの、現行制度の拡充強化ではなぜダメなのか、そこが賛成派の意見を色々見るもわからず仕舞いでした。
同姓がいい人は今のままでいい、既に別姓親子はいます、絆がなくなることはありません。影響はないから大丈夫!
と言う旨の意見、記事、漫画を見ました。
たしかに個々人の裁量に任せればいいと思う点もありますが、これは連続した世代の先を見据えている意見なのか、そこが疑問です。
"今も親子別姓はいる"
と言う事実。
"絆がなくならない"
と言う事実。
これはを盾にしてその奥を語っている賛成派を私はまだ発見できていません。(いないのではなくあくまで私が知り得る範囲で)
そもそも反対派、とされる方々の意見は角張ったものであったり反対派でもそれは理論として弱いよ…感情論だよ…と思う事ばかり取り上げられている印象です。
祖父、父、孫が違う姓になるから…という意見に対して今も親子別姓がいるから!とは当たり前の反論であって賛成反対問わずこの発言は根拠になり得ないと思います。
親子の絆が!と言う意見も何を言ってるんだ…と。そんな名前がどうであろうと親子それぞれがまともに生きていれば絆がなくなるなんて事はないし、そんな絆なんて抽象的なものを法律の根拠にしないで欲しいと私でも思います。
議論しなければならない点はそんなことではないのではないか。
私が考える議論していくべき点は以下です。
1.日本独自と言っていいシステムである国民全ての戸籍制度の変更点や支障が起きた場合の解決策についての議論
2.仮に別姓が認められた場合の子供の選択する権利の問題についての議論
3.2に引き続き孫の世代の選択できる姓の範囲とさらに先の世代の規定、1の制度の維持ができるのかの研究の議論
が考えられられます。
性的少数者である私個人には3点とも関係ないと言えば関係ないのですがこれらはもっと活発に、感情論ではなく理論的に議論され国民で考えるべきです。
それぞれの議論について、次回思ったことを挙げていきます。
不快に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ただこれは感情論で決めていいことではないので良ければお付き合い下さい。議論が大切だ思っています。