家族農業が地球を救う
昨日、ネットが使えなかった理由は年末年始でサーバーがダウンしリセットをかけないと使えなかったことが原因だと息子に説明された。世間がお休みの時も仕事をしていて気が付かなかった。休みの時はアクセスが集中するのだ。考えれば当たり前のことも言われて初めて気が付くことが多い
お陰で、撮り貯めしていたビデオを見て驚愕の事実を知った。
昨年の11月16日に放送された「今、見直される家族農業」の中でコメンテーターが何げなく話していた
世界の食料は足りている!
えええー、食料が足りないから飢餓で死ぬ人が居たんじゃないの・・・・・公共広告でやってるじゃない?飢えで約8億人が死んでいるって・・・・・
食料が十分に行き渡らない理由
それは、先進国が途上国の食料を牛や豚などの家畜の餌として輸入しているから。日本は特に、低い自給率を改善せず安い海外産を輸入し大量廃棄している。途上国の人から見たら、自国民の食料を奪っている極悪非道の国に見えるのだろうな(>_<)
子供の頃、テレビで見た「インドではたくさんの人が飢えで死んでいる」と報道されていた時と状況は変わっていない。その頃は単純に大きな野菜を作ったら飢えで苦しむ人を救えると思っていた。子供の頃、本気で植物学者になり、1個1個の野菜を大きくする研究をする学者を目指していた。
高校生の時、飢えは政治的な問題で起きており自国民が飢えても外貨を稼がなくてはならない国の事情があることを知った時の虚しさ。
そう、食料問題は政治問題なのだ。単純に食料を増産しても解決はしない。
NHKの番組で討論されていた「家族農業」
実は世界の80%の農作物は家族農業で生産されている。商業的、大規模農業が地球温暖化の3割に関与していること。日本政府が押し進める集約農業は地球温暖化を進め、環境破壊を加速していること・・・・
無知とは恐ろしい。他の番組でも取り上げていたが、環境にやさしいと謳っ ている商品が実は環境を破壊しているとか。
参考文献:国連「家族農業の10年」(2019-2028)
国際連合は、2017年の国連総会において、2019年~2028年を国連「家族農業の10年」として定め、加盟国及び関係機関等に対し、食料安全保障確保と貧困・飢餓撲滅に大きな役割を果たしている家族農業に係る施策の推進・知見の共有等を求めています。
国連「家族農業の10年」は、世界の食料安全保障確保と貧困撲滅に大きな役割を果たしている家族農業について、2019年-28年を国連「家族農業の10年」と定め、
(1)各国が家族農業に係る施策を進めると共にその経験を他国と共有すること
(2)FAO等の国際機関は各国等による活動計画の策定・展開を先導すること
等を求めています。
【参考】
国連食糧農業機関(FAO)によると、家族農業は、開発途上国、先進国ともに、食料生産によって主要な農業形態(世界の食料生産額の8割以上を占める)となっており、社会経済や環境、文化といった側面で重要な役割を担っています。また、彼らは地域のネットワークや文化の中に組み込まれており、多くの農業・非農業の雇用を創出しています。
世界では、8.2億人が依然として飢餓に苦しみ、また、極端な貧困層の8割近くが農村地域で暮らし、農業に従事しています。このため、農村地域の開発と持続可能な農業に対する資源の投入や、小規模農家、特に女性農業者への支援が、とりわけ農民の生活を改善し、すべての形態の貧困を終わらせる鍵となっています。
日本ではほとんど報道されない事実。現在、東京に住んでいる人の1割が地方で家族農業を担ってくれれば、世界は大きく変わる。地方の受け入れ態勢も大事だが、SNSの発達で知るチャンスを得ている私たちが世界にもっと目を向け耳を傾けることが大事なのだと感じたお正月でした。
和食が世界に認められたように、家族農業を世界標準にすべく日本が手本になって欲しい。日本には家族農業の歴史があるのだから!
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