”推しの名を叫び、涙する2時間”東京リベンジャーズ 描き下ろし新体験展 最後の世界戦の感想
”死なないでイザナ!!!”
と何度思い叫んだことだろう。
オタクたちにとって一度は経験したことがある”推しの死”。
耐えられない。明日から何を活力に生きたらいいの?と、よくある○○ロス状態。
漫画の良くないところは、本誌で亡くなり、次にアニメで声付き映像付きで亡くなる。特にアニメはダメだ、声と映像の効果は凄く本誌では感じられなかった抑揚や温度感なども感じられる。そのWパンチの影響でしばらく放心。
そんな、東京リベンジャーズで黒川イザナ推しの私が”東京リベンジャーズ 描き下ろし新体験展 最後の世界戦”に行った感想を天竺サイドで纏めます!
*展示の感想は”今回の展示~”からとなります!
東京リベンジャーズとは?
其々、3チームの因縁の対決に決着がつくときがきた!!
”初代 東京卍會”
総長:佐野万次郎
兵力:100人
”10代目 黒龍”
総長:柴太寿
兵力:300人
”初代 横浜 天竺”
総長:黒川イザナ
兵力:400人
血のつながりを求めた、天涯孤独な王様”黒川イザナ”の最期
7歳の時、エマは佐野宅に引き取られるがイザナは一人施設に預けらました。
佐野家長男の佐野真一郎は、イザナの存在を知り施設に足を運び二人は出会うことになりました。家族の存在に憧れていた、イザナは兄の真一郎に心酔し”唯一の家族”と信頼を寄せていきました。
真一郎と手紙のやり取りをする中で、佐野万次郎の存在を知り徐々に憎しみを抱くように。更には、唯一の家族だと思っていた真一郎と血のつながりがない事を、本人以外から知り不信感から更に誰も信じられない状態になりました。
そのまま、悪の道に突き進み可能な限り佐野万次郎を苦しめるために作ったのが”初代 横浜 天竺”。
と、ここまで見ているとただのヤバいブラコン拗らせチャン・・・。
しかし!まだ純粋だったころの思いや、家族・血のつながりへの葛藤を知ると何故私は傍にいて支えてあげられないのか!!というもどかしさに繋がります。
とにかくイザナは強いんです!
でも、熱帯魚のベタの鑑賞が好きだったり、下僕の鶴蝶に負けそうになった時に”王のパンチは絶対に避けちゃいけない”というルールを作る負けず嫌いなところなどギャップで推せます。
何と言ってもここからのストーリーが感動。
東京卍會と天竺の衝突、後の関東事変と呼ばれる抗争の終盤に追い込まれたイザナは銃を奪い佐野万次郎に向けます。それを止め、何とか説得をしようとする鶴蝶と口論に。その鶴蝶を邪魔に感じたキャラが銃で発砲。容赦なく続く発砲から、なんとイザナが自分の身を盾にして守る衝撃の行動にでます。わがままなで孤独な王様が、最後にその身を挺して守ったのが下僕の鶴蝶でした。
鶴蝶は”オレをゴミのように捨ててでもオマエの時代を創らなきゃいけないんだ!”となぜかばったのか問いただします。その最期に、イザナが鶴蝶に向け伝えるメッセージ”オマエしかいないから”に泣ける!!
鶴蝶は、両親を亡くし施設では虐められ生きる理由がなかった。そんな彼に、イザナは生きる理由を与え一緒に過ごしたり、ともに夢を語ったりした存在。下僕と言っても大事な家族だったということがこのシーンで伝わり涙!!
今回の展示"最後の世界戦"ってなに?
つまり!31巻で連載は終了しましたが、最後のタイムリープ時に明かされなかった物語が、この展示で明らかに?!
何故、黒川イザナ率いる天竺がマイキー率いる東京卍會の傘下に下ったのか。その謎が解けるのです!
さらにさらに!イザナ推しとしては、”なぜ、関東事変に繋がるほどの兄弟喧嘩をした二人が和解しているのか?”が知りたいところ!
それも、展示内で音声付で明らかにされています。
その他にも多くの見どころがあります!
①大決戦に至るまでを原画で振り返る
②ちょっと触ってみたい、ドラケンの腹筋とマイキーのタオル
③大迫力のシアターで東京卍會・黒龍・天竺の視点で物語を振り返る
④耳が幸せ!推しの声でガイドしてもらう
⑤展示を隅々までみたら、お土産屋さんも見て行って!”マイキーマート”開店中
推しが幸せに生きる未来にかんぱーい!
最後の世界での黒川イザナは、過去の世界線のように裏社会で生きることはない。彼は、”NPO法人 TENJIKU”の理事長として世界を飛び回っている。天竺時代の仲間と一緒に、幼いころ夢見た王国の天竺を実現しているのだろうか。