Ren | 再エネエンジニア(英語/転職)

再エネマン(洋上風力)/第三種電気主任技術者 再エネ(洋上風力)のニュース、前職の海外駐在や転職、ビジネス、英語勉強での学びを共有します。

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最近の記事

【浮体式洋上風力#5】浮体はなぜ流れていかないのか?

前回は浮体メーカーについてご紹介しました。 今回は浮体メーカーからは少し離れて、そもそもなぜ浮体は位置を保持し続けることができるのか解説したいと思います。 浮体の位置保持の秘密は「係留」 最初に結論を書いてしまいますが、浮体がどこにも流れていかずにその位置を保持するのは「係留」があるからになります。 「係留」とは、コトバンクによると以下の定義となります。 まあ、つまりは浮体にチェーン、もしくは繊維索を付け、それをアンカーに結合させた状態でアンカーを海底に根入れするこ

    • 【浮体式洋上風力#4】浮体メーカー紹介②Principle Power Inc

      前回までは浮体式洋上風力のメーカーであるBW Ideol社について解説しました。 今回は第二弾ということで、10年以上前から実際に浮体を浮かしているメーカーであるPrinciple Power社を紹介したいと思います。 ②Principle Power Inc "WindFloat"Principle Power社は会社の頭文字をとってPPI社ともいわれています。 PPI社の浮体概要 浮体は"WindFloat"という名前で、セミサブ型で3つの円筒型浮体によって浮かん

      • 【浮体式洋上風力#3】浮体メーカー紹介①BW Ideol

        前回までは浮体式洋上風力の浮体構造物について解説しました。 今回からはもう少し踏み込んで、各社の浮体構造物にフォーカスを当てて解説していきたいと思います。 ①BW Ideol "Damping Pool"今日は欧州だけでなく、日本でも実証機が浮かんでいるBW Ideol社の浮体を紹介します。 概要 Moonpoolと呼ばれる中央開口部を設けることで浮体の動揺を防ぐデザインであり、また浮体の材料としてコンクリートを使用しコスト削減および地元調達率の向上を図っています。

        • 【浮体式洋上風力#2】浮体構造物には種類がある。

          前回に引き続き浮体式洋上風力の話を。 日本では福島沖での実証プロジェクトを世界に先駆けて実施してきましたが、その後の商用化にはうまく結びつけることができず、実質はやはり欧州の技術が進んでいるといわざるを得ません。 https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/new/information/220824a/report_2022_0.pdf 何よりも日本の代表的な風車メーカー2社(三菱、日立)が風車製造から撤

          【浮体式洋上風力#1】風力事業者の中の人がニュースでは分からない洋上風力の知識をお伝えします。

          本シリーズの趣旨 投稿がかなり空いてしまいましたが、今日から洋上風力(特に浮体式)についてこれまで学んだ識を共有していきたいと思います。 というのも、昨年に転職してから浮体式洋上風力に関するマーケット調査を実施しており、新聞やニュースでは出てこない有益な情報が蓄積されてきました。 日本ではようやく洋上風力の入札が始まったかと思えば、諸事情でどんどん遅れている様子…一方で欧州を中心に洋上風力はかなり普及が進んでいます。 こういった現状から、日本の立ち位置をより鮮明に理解

          【浮体式洋上風力#1】風力事業者の中の人がニュースでは分からない洋上風力の知識をお伝えします。

          【今週のエネニュース#5】22/03/06

          ロシアのウクライナ侵攻が始まって1週間以上たちました。 未だに先が見えない状況なのがとてももどかしいです。 どうか、この戦争が早く終わるよう祈っています。 さて今週のエネニュースを。 ENEOS、製油所跡地に実証の場 バイオマス発電など | 日刊工業新聞 電子版 「地元に死ねといっているのと同じ」という衝撃的なワードが県知事から出てきた件ですね。やはり事業は地域とともに、そして地域に納得されないといけないことを痛感します。 ベルギー、ノルウェーとエネルギー協力協定

          【今週のエネニュース#5】22/03/06

          【転職#3】転職で変わったこと

          前回のブログでは転職を思い立った理由や、実際の転職活動で感じたこと、給料が下がると分かっていながら転職を決めた理由などを書かせていただきました。 今回は実際に転職して2か月が経ちましたので転職してみて変わったことをつらつらと書いていこうかと思います。 ちなみに前職はいわゆる日本の伝統的文化が色濃く残る歴史的な会社。現職は比較的新しい、ベンチャー職強めの会社になります。 超フレキシブル まず一点目が「超フレキシブル」ということ。 今の会社では始業時間も就業時間も決まっ

          【転職#3】転職で変わったこと

          【今週のエネニュース#4】22/02/27

          今週は残念ながらロシアがウクライナに侵攻してしまいました。 歴史上の背景もさることながら、エネルギー安全保障上の問題点をロシアにうまく利用されている気がしてなりません。 エネルギーは安全保障そのもの。日本も戦略として急進的な脱炭素・原発再稼働・石炭火力の時限的活用などを総合的に見直していくことは急務であると言えます。 私は再エネマンなので脱炭素の動きはもちろん歓迎ですが、それ以上に原発再稼働、石炭火力の時限的活用については真剣に国民全体で考える必要があると思います。

          【今週のエネニュース#4】22/02/27

          【転職#2】給料が下がる…それでも転職を決めたのは?

          今日は自身の転職について書きます。 概略はすでに自己紹介の記事に記載しました。また転職を考えたきっかけについても記載しておりますので是非ご覧になってください。 コチラに記載の通り、昨年末に一社目の船関係の会社を退職し、今年の1月から再エネ事業者に転職しました。 いわゆる超ホワイト企業にいたのですが、「本当に自分がやりたいことをやっているのだろうか」と疑問に思うようになり、転職活動を始めました。 転職活動開始 転職活動を開始すべく、手始めに転職サイトに登録。 私が登

          【転職#2】給料が下がる…それでも転職を決めたのは?

          【今週のエネニュース#3】22/02/20

          先週は家族サービスのためお休みしてしまいました。 さて今週のエネニュース(洋上風力メイン)をメモします。 仏マクロン大統領 新たに原発6基を造る考え明らかに フランスは再エネも進めてますが原発も合理的に採用し続けています。私はこの脱炭素への移行にあたり、原発も火力もしっかり活用すべきと思っています。(ウクライナ問題を見ていればね..) (社説)EU原発回帰 日本の選択肢ではない:朝日新聞デジタル 一方でこれ。基本対案なしの残念記事です。 三菱商事も困惑? 「風力発

          【今週のエネニュース#3】22/02/20

          【TOEIC900点を目指して#3】Progritで人生を変えた話 Part2

          今日は前回の続き。英会話コーチングサービスを実際に利用してみた結果、英語力の向上だけでなく人生も変わったという話です。 前回はProgritを受講するきっかけだったり、Progritの英語学習の内容、このサービスの良い点、悪い点について記載しました。 今回は、結局英語力がどれだけ上がったのか(「ビジネス英会話3か月コース」で)、Progritは誰にお勧めできるのか、そして「人生が変わった」ということはどういうことか、についてもお伝えします。 成果:Versantの得点推

          【TOEIC900点を目指して#3】Progritで人生を変えた話 Part2

          【TOEIC900点を目指して#2】Progritで人生を変えた話 Part1

          今日は私が昨年受講したProgritの話をします。 これはPRでも何でもなく、いち受講者の所感です。忖度なしの本音ですので、もしProgritの受講を検討している方は参考にしてみてください。 Progritを実際に受けてみてよかった点/よくなかった点、Prgrit受講期間中の私の生活や成果などを共有します! Progritを受講するきっかけ まずはなぜProgritを受講しようと思ったか、というところから書いていきます。 私はいわゆる純ジャパニーズ、大学入学まで海外

          【TOEIC900点を目指して#2】Progritで人生を変えた話 Part1

          【今週のエネニュース#2】22/02/06

          このブログでは、週に一度エネルギー関連ニュースを共有します! 日本から欧州へのLNG融通はできるのか? つぐづく世界の平和とエネルギーは超密接にかかわっているなあという話 長期契約のLNGを融通したとして、スポットで代替調達できるなら欧州が最初から自身で買えばいいと思うんですよね。 この状況だと日本は代替燃料を使う必要がありますが、、、石油火力は既にほぼフル稼働、原子力再稼働には超法規的措置が必要で、まあ無理でしょう。 最終的は一時的に停電させるしかない? 欧州へ

          【今週のエネニュース#2】22/02/06

          【転職#1】転職を考えたきっかけ

          今日は自身の転職について。以下の自己紹介記事でも書きましたが、昨年末に一社目の船関係の会社を退職し、今年の1月から再エネ事業者に転職しました。 前の会社は8年目になっても同期退職者が1割程度しかいない、「超」がつくほどのホワイト企業だったのですが、なぜ転職するに至ったのか、何回かに分けてここで共有したいと思います。 この記事が転職を考えている人、また今の仕事にもやもやしている人にとって少しでも役に立てられればうれしいです。 前職に入社したきっかけ 大学・大学院時代は船

          【転職#1】転職を考えたきっかけ

          【今週のエネニュース#1】22/01/31(追記あり)

          このブログでは、週に一度エネルギー関連ニュースを共有します! きっかけは転職するにあたってエネルギー関連のニュースを見るようになったのですが、とにかく難しい。 そのため、私なりにわかりやすい形で共有できれば私自身の理解にもつながると思った次第です。 主に現職に近い洋上風力関連、再生エネルギー、船のトピックを考えていますが、流行りものも追いかけてしまう気がします、どうぞよろしくお願いします! ロシア・ウクライナ問題と日本の電気代 欧州はもともとロシアや中央アジアからパイ

          【今週のエネニュース#1】22/01/31(追記あり)

          【TOEIC900点を目指して#1】私の英語ヒストリー

          皆さんおはようございます、Renです。 先日の自己紹介では早速いろんな方に見ていただき、スキも押していただきありがとうございます、ブログを続けていくうえで励みになります! 今後もコツコツと続けていきます(人生の目標、コツコツすること) さて、今日は英語について。(これから毎週水曜は英語学習や転職、前職の経験など、身の上話をしていきます) 海外・英語とは無縁の20年間 私はいわゆる純ジャパニーズ、大学入学まで海外にも行ったことがなく、地元・義父から大阪の大学に進学するとき

          【TOEIC900点を目指して#1】私の英語ヒストリー