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【司法書士試験】口述試験はどんな試験?

お疲れ様です。れんとまんです。

令和6年度司法書士試験の筆記試験の合格発表がありましたね。
合格された皆さま、本当におめでとうございます!

惜しくも不合格となった皆さま、今回は残念な結果となってしまいましたが、この経験はきっと次につながるはずです。
私も一度不合格を経験し、人間として大きくなった気がします。
不合格を味わった分、合格したときの喜びも増すはずです。
来年も頑張る決意を固めている方は、ここからもう一度頑張っていきましょう!

さて、今回は筆記試験を合格した方が挑む次のステージ、口述試験について書いていこうと思います。

特に独学で勉強している方の中には、あまり口述試験について知らない…どんな対策をすればいいんだろう?と不安になっているかもしれません。
(私自身、去年口述試験の情報を何も持っておらず不安でした。)

そんな方のために、どんな対策が必要か、試験の雰囲気はどんな感じか…去年の私の実体験をお話しします。

「口述試験は行けば合格」は本当か?

口述試験についてネットで調べると、「行けば合格できる!」、「答えられなくても大丈夫!」という情報が出てきますよね。
これは本当なのでしょうか?

結論から言うと、
行けばほぼ間違いなく合格できると思います。
ほぼ間違いなくというのは、一応答えようとする姿勢(努力)は見せる必要はありそうで、その姿勢さえとっておけば大丈夫だろう…ということです。

もちろん一人の人間の実体験からそう述べているだけで、他の人がどう感じたかは分かりませんが、少なくとも私には相対している試験官の方が合格者を選別しようとしているようには映りませんでした

当日どのような雰囲気だったのか、少し思い出しながら書いていこうと思います。

口述試験の当日の雰囲気

試験は先着順?

私は昨年の口述試験を東京会場で受験しました。
これから書くことが他の会場も同じかは分かりませんし、東京会場でも今年も同じかは分かりません。
参考程度に読んでくださいね。

あと、あまり詳細には覚えていないため、曖昧な記載になるかもしれません。ご了承ください。

最初に受付があり、待合室に通されます。
この受付を行った順に試験の順番が決められているようでした。

試験は一人ずつ行われ、一人につき試験官は3人(2人だったかも…)。
一度に10人程度(ここも正確ではありません。)がそれぞれ別の部屋に案内され、受験する仕組みです。

受付の先着順で試験の順番が決まるわけですので、受付が遅かった人はかなり待たされます。
3~4時間程度待つ人もいたのではないかと思います。

待合室から出ることは許されず、基本的にはトイレ以外で席を立つ人がいませんでした。
ひたすら座って自分の番が来るまで待つだけです。
かなり暇なので、できる限り早めに受付を済ませてしまうことをおススメします。

私は遅れないようにかなり早めに会場の最寄り駅に到着していたのですが、気持ちを落ち着かせようとカフェでコーヒーを飲み、締め切り20分前くらいに受付をしました。
この時点で既に中には大量の受験生。
結果として、受付から試験まで2時間半程度待ちました。
暇でした。笑

試験の様子

受付から約2時間半後、ようやく自分の番になり試験会場へ案内されました。
中には男性の試験官。
進行してくださる試験官の方はかなり丁寧で物腰柔らか。
ずっと優しい眼差しを向けていただけました。

試験はご存じのとおり、不動産登記法、商業登記法、司法書士法から出題。
これは体感なのですが、聞かれることは上記3つの条文の内容そのものという感じです。

例えば筆記試験だと、不動産登記法からの出題でも民法の知識から答えを導くこともあると思います。
しかし、口述試験は不動産登記法なら不動産登記法の条文に書かれていることをそのまま答えればOK…という問題が多い印象でした。

私が聞かれて覚えているのは、不動産登記の登記識別情報がない場合の手続きについてですね。
本人確認情報とか、事前通知の手続き方法を聞かれました。

手続法の条文そのものの知識を問われるイメージで、実際の実務のことを聞かれるな…と思いました。
筆記試験の時にかなり苦手にしていた部分だったので不安でしたが、答えに詰まっても試験官の方がフォローしてくれるし、もっと言えば間違っていれば軌道修正までして答えまで導いてくれました。

ですから、答えようと努力すれば全く問題ないと思います。
とにかく姿勢が大事。

試験時間は1人20分程度で、時間いっぱいまで質問されます。
緊張しますし疲れますが、間違っても大丈夫なのでリラックスして臨みましょう。

自分の試験が終わったら、そこで終了です。
他の人が終わるのを待つ必要はありません。
やっぱり早く行って受付を済ませちゃうのが吉ですね。

勉強は何をすれば良いのか?

これから勉強を始める方もいると思います。
これまで述べてきたとおり、基本的には間違えても大丈夫なので筆記試験のように努力する必要はありません。

とは言っても、当日何も答えられないと焦るとは思うので、少し対策して臨む方が良いとは思います。

上で述べたとおり、条文知識や実際の実務の手続を問われるイメージなので、条文や筆記試験で使った過去問やテキストを眺めておき、当日声が出るように読み上げておくと良いと思います。

それで足りないと不安に感じる方は、予備校が出してくれているテキストを使用しましょう。
私は伊藤塾さんが合格体験記を書けば無料になるというテキスト(マニュアル)を購読(?)しました。
このテキストは過去の受験生の当日の体験記を記載してくれていて、かなり有用です。
今年も同じキャンペーンをしているのか分かりませんが、あればオススメです。

ちなみに、私は模試は特に受験していません。
受験しなくても問題なかったので、不要とは言いませんが必須ではないと思います。

まとめ

正直なところ、口述試験は行けば受かると思います。
行けば、あとは答えようとする姿勢を見せれば大丈夫でしょう。

口述試験で聞かれる内容は、筆記試験で覚えた知識に含まれています。
恐れる必要はありません。
筆記試験を突破した貴方なら大丈夫。
そして、言葉が詰まっても大丈夫だし、変な日本語になっても大丈夫です。
とにかく言葉を発しましょう。

司法書士試験合格まであと少し。
最後まで気を緩めず、試験会場まで行きましょう!
改めて、筆記試験合格おめでとうございます!

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