「ノートにまとめる」ことの真の目的を考える
お疲れ様です!れんとまんです。
今回はタイトルのとおり「ノートにまとめる」ということについて、書いていきたいと思います。
司法書士試験に関わらず、勉強方法の一つとしてよく用いられますよね。
中学生の頃を思い出せば、ノートの出来が評定に関わるなんてことがありました。
私は字が汚いので、ノートで内申点を下げられるのは納得いかん!と何度も思いました。
小さい頃から要求されてきたせいで、「ノートにまとめること」の本来の目的を深く考えたことがない、という方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も、大人になって初めてノートにまとめることの重要性を知りました。
ノートにまとめることの真の目的…それは、平たく言えば「書いて覚えること」であり、もう少し踏み込んで言えば「自分の言葉に書き換えることで知識の整理を図り、インプットを助けること」です。
「ノートに書いて覚えるなんて非効率、時間の無駄だ」と思っている方も多いかもしれませんが、是非最後まで読んでいただければと思います。
私のノート活用法
「書いて覚えること」と書きましたが、例えば英単語などの単純暗記において書いて覚えることを指しているのではありません。
ノートに“まとめる”ですので、もっぱら物事を流れで覚えたい場合などにノートを用います。
ですから、法律の解釈などを理解する際にうってつけです。
一番重要なことは、「自分の言葉に書き換えること」です。
テキストや板書を見て、または講師の話を聞いて、自分が理解しやすいように書き換えるのです。
書き換えることで、知識の整理ができます。
ノートに書くことが非効率であり、時間の無駄だという理由の一つとして、「テキストに載っていることを書くのは無意味」ということがあると思うのですが、これはノートにまとめることの意義を正確に捉えていません。
なぜなら、決して「テキストを丸写しすること」がノートにまとめることではないからです。
自分の言葉に置き換えて知識の整理をすることこそが、ノートにまとめることです。
また、「テキストに書き込んでいけば良いじゃないか」と思われる方もいるかと思いますが、これも個人的にはNoです。
一連の流れ全てを自分の言葉で書くからこそ知識の整理ができるのであって、書き足すだけでは(私には)整理ができません。
私は司法書士試験の記述において、答案構成用紙に全ての情報を書き出すことにしていたのですが、この方が登記記録に情報を書き足していくより論点の洗い出しがしやすいと感じていました。
自分で全て書くことで知識の整理、頭の整理を図り、論点を理解し、整理するのです。
もちろん、誰もが私と同じように感じるわけではないと思いますが、少なくとも「ノートにまとめることが絶対的に非効率であり不要だとは言えない」という理屈にはなると思います。
ノートを見返すことはない!
繰り返しになりますが、ノートにまとめる目的は平たく言えば「書いて覚えること」、もう少し踏み込んでいえば「自分の言葉に書き換えることで知識の整理を図り、インプットを助けること」でありますので、大事なことは「書くこと」です。
書くときにインプットできればいいわけなので、読み返すことを想定して書く必要はありません。
現に私は、まとめたノートを読み返すことはほとんどしていません。
恐らくノートにまとめることに時間がかかる一番の要因は、「読み返すことを想定して丁寧に書いたり色を使ったりするため」ではないでしょうか。
しかし、読み返すつもりがないので、丁寧に書く必要も色を使う必要もありません。
時間をかける必要が無いのです。
そう考えれば、何周もテキストを読むより1回読んでノートにまとめる方が効率的ではないか?というのが個人の見解です。
(参考までに、過去問や模試等の問題で間違えて、理解が出来ていないと感じた分野については、別途詳細にノートにまとめることがありました。
この際には、1度のインプットでは足りなかった=自分が不得意な分野だということになりますので、繰り返し読み返すことを想定して丁寧に書くようにしていました。
が、結局読み返すことはほぼありませんでした。)
まとめ
最後に私の司法書士試験勉強におけるノートのまとめ方を整理しておくと、
テキストの1周目を読み進める段階で、単元ごとにノートにまとめる。
テキストを丸写しするのではなく、自分の言葉に置き換えて、知識の整理がしやすいように書く。
読み返すことは想定していないので、丁寧に書かないし色も使わない。
単純暗記の場合は書いて覚えることはしない。
となります。
効率の良い勉強方法は人それぞれだと思いますので、いろいろと試しながら自分に合ったものを見つけていただきたいと思います。
次回は、このノートのまとめ方も踏まえた択一の勉強方法について、深堀りしていきたいと思います。
それでは!
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