STEAM教育も人間力が基盤!!レンレン先生が実践するスキルとマインドの教育#Part2

前回の復習

 STEAM教育やICT教育・AIやデータサイエンスなど、テクノロジーに関するワードが近年当たり前のようなった今、求められるのは「知っている」だけではなく、「使える」「できる」である。
 しかし、実社会において求められるのはスキルだけではない。
スキルは日々更新される。新しいモノは次々生み出され、「できる」にあぐらをかいている間に下の世代が新しいモノを当たり前に使いこなす。
セカイはこれの繰り返しである。ゆえに、どんな世でも、世界を変えるのは新しい世代だ。

 では、「スキル」に加えて大切なモノは何だったのか?
それは「マインド」であると考える。ここでいうマインドとは価値観や個性といったものではない。
試行錯誤とアウトプット&シェアのマインドを「エンジニアカルチャー」として前回は記している。

#Part2では

「試行錯誤」×「アウトプット&シェア」のマインドが「エンジニアカルチャー」と前述している。しかし、エンジニアカルチャーには2つ目の側面がある。それが、人類が発展してきた中では欠かせない『思考錯誤』と『胆力&根気』であると考える。
#Part2では『試行錯誤』×『胆力&根気』を総称しての『エンジニアカルチャー』であることを記していく。

キーワード①:実装

AIやChat GPTがだれでも使える時代となった。
知りたいことは「グクれ」ばスマホで簡単に教えてくれ、助けとなる。
画像・音声生成・自然言語処理、さらにはテキスト生成などは、AIが作成してくれる。

当たり前になっていく便利なツールだが、これらは大量のデータ→処理によってを何らかの回答を示してくれるものである
しかし、AIやChat GPTがあれば、今、想像したものを創造してくれるだろうか…。
「○○なアプリケーションが欲しい」「~のようなゲームをしたい」「今までにない○○〇なモノをカタチにしたい!」など、これまでに無い新しいもの(0→1もしくは1→10)は、AIやChat GPTでは実装できない。

この実装【デプロイ】こそが、人類発展の神髄であり、人類史において誰かを(セカイを)変える大きな起点となってきた。

デプロイ(deploy)は、「展開する、配置する」などの意味を持つ。IT分野では、Webアプリケーションなどのシステム開発工程で、アプリケーションの機能やサービスをサーバー上に配置・展開し、利用可能な状態にする一連の作業を指す

スマートワーク総研 IT用語 

キーワード②:プログラミング

 近年テクノロジーの爆発的発展により便利なWebサービスやアプリケーションが続々と誕生している。我々の生活には不可欠となった、Webサービスやアプリはプログラミング言語による”実装の賜物”である。
 これらは、決して簡単に作れるものでもなければ、一個できて終了というわけでもない。日々、常にアップデートを繰り返しUI/UXを上げユーザーを満足させ、世界中のだれかを幸せにしている。
 現代において「プログラミングで実装されたもの」というのは身近に溢れ生活や仕事の多くを占める重要な道具であることは間違いない。

 逆に考えればPC一台で「自分の創りたいものを、自由に実装ができる夢の道具」がプログラミングである。

前述のとおり、これまでに無い新しいもの(0→1もしくは1→10)は、AIやChat GPTでは実装できない。
その一方で、「自分の創りたいものを、自由に実装ができる夢の道具」を使いこなし、0→1もしくは1→10を生み出すことができるテクノロジーはプログラミングである。

※補足にはなるが、AIやChat GPTは10→99のフェーズに大いに活躍できると考える。

キーワード③:胆力・根気

「自分の創りたいものを、自由に実装ができる夢の道具」がプログラミングであり、実装された多くのモノにより、世の中は急速に豊かになった。
プログラミングを生かせば様々なツールを世界中で使うことができる。

しかし、実装というのは簡単なものではない。プログラミング言語も日々更新され、新しい言語が次々生まれてくる。プログラミングをすべて覚えて、間違い(エラー)なく、短期間で100点満点を取るように実装するなんてことは不可能である。
どれだけスキルが高いエンジニアであっても「思考錯誤」があり検索をして調べ、「アウトプットとシェア」の繰り返しが必須である。そのサイクルをいかに繰り返せるか…が肝である

その肝となるのが「胆力&根気」である。
人間である以上、うまくいかない・思うような結果が出ない…が続くのは辛い。しかし、尻ごみしたりしない精神力(≒胆力)と折れない心でやり続ける気力(≒根気)があった人間が生み出したモノが、誰かを幸せにしたり、何らのセカイを変えるモノではないだろうか。

テクノロジーを使いこなし世の中に実装して誰かを幸せにするのに最も必要なのは、豊富な知識量でも…問題の解き方でも…卓越したスキルでもなく、「胆力&根気」というマインドであると私は思う。

マインド:エンジニアカルチャー

Part1.では”「試行錯誤」×「アウトプット&シェア」=エンジニアカルチャー”がテクノロジーを基盤とする学びであり、未来を生きる人材を育成することを記述した。

Part2.では”「試行錯誤」×「胆力&根気」=エンジニアカルチャー”が、テクノロジーを使いこなし実装するためには必須となるマインドであり、未来を生きる人材を育成する肝ではないか…と記述した。

このnoteのテーマにもなっている『STEAM教育も人間力が基盤!!…』に対して私(れんれん)なりの答えが
「試行錯誤」×「アウトプット&シェア」=
「試行錯誤」×「胆力&根気」=
”エンジニアカルチャー”であり
『…レンレン先生が実践するスキルとマインドの教育』を日々の授業とプログラミングCAMPの場で現在、実装中である。

そもそも教育とは、教え・育むことであり、育むのは習慣であることは、別章『教育とは…』で伝えたい。

プログラミングCAMP
「試行錯誤」×「胆力&根気」=エンジニアカルチャー”を実践したプログラミングCAMPについても別章にて今後記事としたい。


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