配信者の荒らし対策について考えてたら、最終的にリスになった。

序文:皆さんは配信者(ストリーマー)の配信って見ますか? 今の世の中プロゲーマーからVtuber、さらにはただのおっさんまで簡単に配信者になれる時代です。それ自体はいいことだと思うのですが、それに付随して発生するのが視聴者側のマナー問題。

 罵倒や暴言は視聴者として見ていてもあまり気持ちいいものではないですよね。かといってそれを諫めようとしても結局泥沼化するのがオチ…そもそもそういったコメントは配信者や他のファンに届くことを意識していない呟きだったりするので完全に防ぐのは不可能に近いです。配信者側からしてもよほど悪質なコメントでなければ、出来るだけ視聴者を排除はしたくないというのが本音なはず。


 叶うならば自由にコメントを書きつつ、配信者には心無い言葉が届いて欲しくないし自分もそういった言葉を見たくないというのが大方の視聴者の気持ちではないでしょうか。

それを実現する一つの方法を考えてみたので、よかったら読んでみてね。

動機:配信を見ていると荒れていること、配信者に心無いコメントを投げかけている人がいることで配信者自身への精神的負荷がかかる事、また視聴の際の満足度が下がる問題を軽減する必要がある、と考えた


目的:悪意のある人間、リテラシーの低い人間を排除することなく、その言葉が配信者とその他視聴者へ届きづらい仕組みの開発


方法:メッセージチャットと観戦チャットを作る。


説明:動画配信サイトにおいて、よく問題となる「荒らし」というものがいる。単純に暴言や罵倒などから意味不明なコメントを大量に流すスパム、アドバイスの皮を被ったマウント行為を行う人間(簡単のため、これを以下コメデターと呼称)などが主に存在するが、それらを防ぐ方法は容易ではなく、特にアカウントを無数に持つスパム、本人の為になると信じて善意でコメントを行うコメデターなども一定数いる為、現状配信者や視聴者による自治、チャットの管理BANなどを行う人間(モデレーター)を用いてもその効用には限界がある。むしろ自治は更なる荒らしを生む種火となる。

なので配信者に届くべきコメント群とそれ以外のコメント群をわける。今最大手の配信サイトであるYoutubeには上位チャットというものがあるが、あれは結局NGワードを含むコメントを表示しないだけなので、スパムやコメデターを防ぐことは出来ない。
要はYoutubeの上位チャットを普通の観戦チャットにして、一定数のコメントを打つか、視聴時間が一定期間が経過した場合にメッセージチャットを開放。メッセンジャーの資格を付与。
メッセージチャットにはメッセンジャーが本人に伝えたいと思ったコメントと、配信者への報酬のみを表示するようにする。
メッセージチャットで目に付くコメントがあった場合にはメッセンジャーの資格をはく奪、観戦チャットへ戻す。もう一度メッセンジャーになるには前回よりも長い期間を過ごす必要がある。複数回の降格があった場合には永久観戦者†エターナル・スペクテーター†の資格を得る。
視聴者は資格の有無に関わらず、どちらのチャット欄も閲覧可能。今まで通り玉石混合で表示することもできるようにする。

実験と検証結果のパートは、ありません!
よって結論
”上手くいくかは、わかりません!!”


以下、わたくしのお気持ち文


配信者に届くべきコメントの種類ってそこまで多くない。
称賛・慰め・…え、全然出てこないんだけど。
ミスの指摘とかアドバイスとかいらんし、配信者が答えを求めた場合を除いて疑問への解答とかもいらないしなー。
野球の観戦が一番わかりやすいけど、試合中に罵倒とか飛んで来たら嫌だし、善意だとしてもアドバイスとか来たら嫌でしょ。聞こえるのは大声の声援だけ(もちろんブーイングとかもあるけど)これがいいんじゃないですか?
でもテレビで野球見ながら「なんでそこで打てないんだよ~」とか野次飛ばすのすら禁止するのはさすがにやりすぎだと思うでしょ。要は本人に届かなければ別に言ってもいい訳よ。
別に配信サイトでやる必要ないやんとか思うかもしれんけど、それこそがネットの面白いところだと思う。
チャット掲示板なんて現在下火なものをわざわざ開かんくても済むように配信サイト側にそれを用意できる。リアルタイムで画面を共有しながら。やってることは2ちゃんのリアルタイム実況板と一緒だけど。

もちろん野球観戦との一番の大きな違いは配信者全てがプロではないこと。
本人が配信というコンテンツを一人で完成させられるのは一部の人間だけで、視聴者がいなければ成立しない配信というものも数多く存在し(というか割合を考えればそっちの方が圧倒的に多いだろう)、さらには視聴者との交流をメインの目的とする配信も普通に存在するだろう。そういった場合は区別なくチャットを公開する場合もあるかもしれない。
いうなれば地元の草野球のようなものだ。誰でも気軽に参加できて、場を荒らすものがいれば自治で対処する。あまりにひどいなら警察を呼び追放する(BAN)。それが悪いとは誰も思わないだろう。
コンテンツが小さい内にそういった経験はあったほうがいいと思うし、そういった騒ぎは往々にして、人を集めるものだから伸びるチャンスにもなる…かもしれない。
まぁ参加者は見知った近所の人ではなく全世界から集まってくるわけだが…


そうなると配信者自体にプロとアマの境目がほぼ無いという事も結構重要な問題なのかとも思ったリス
本場のリスでも付けなさそうな語尾が付いてしまった。
配信者って身近感を武器にしている側面も大きいからなんとも言えないんだけど、やっぱ大手になればなるほど距離が生まれるのはしゃーねーと思う。ネットだから一見わかんないけど、リアルで10人のファンに囲まれるのと1000人のファンが殺到してくるのは全然別の事だから。
もちろんあえて距離を生まないようにするのも戦略だと思うけど(う〇こちゃんみたいな、あれはOne of a 配信の完成形。荒れ方すさまじいから俺は見ないけど)、使う使わないは別として適切な距離を保つ仕組みは必要だよね。

実際配信サイト側が配信者にプロ資格を与える未来はくるのか。Twichは一応配信者のランク分けはしてるけど、あくまでも収益に関してだしなぁ。サブスクライバー限定の配信とかはさすがにやりすぎだと思うし。結局金かよってなるのは…いやありか…でもなぁ…
まあそれしても結局コメデターは沸くと思うし無駄に反感買う気しかしないな。
個人的には将来的にはeSports選手の配信見るときにチケット制になったらいいなぁとは思うリス。

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