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第37回社会福祉士国家試験受験報告3️⃣


一週間あっと言う間

 試験はちょうど一週間前、いまごろ午前の試験がはじまるだろう時間に書き込みはじめています。試験終わってからは夜まで答え合わせ。翌日からは連日勤務があって、休みは一日だけでしたのでちっとも休まる感じがしていませんw(今日も午後から出勤)


今年の難問ベスト3!

 一受験生である私の独自見解ではありますが、昨日の記事に書いた問22が一番正答率が低かったと思われます。今日はあと2つ。


問題37 権利擁護を支える法制度 民法より「親族」

「次のうち、三親等の親族として、正しいものを1つ選びなさい。」
 1 祖母
 2 配偶者の姉
 3 いとこ
 4 弟
 5 甥の配偶者


 自分を含め皆さんそうであっただろうと推測しますが、今冷静になって考えると、姻族であっても三親等は三親等であって、そもそも民法上の「親族」は「3親等内の姻族」なわけだから、「甥」が三親等なら「甥の配偶者」も三親等な訳です。しかし冷静に答えられた人は2割ほど。多くの人が他の選択肢、特に「いとこ」を選んでいます。なぜか?
 推測ではありますが、2つの要因を考えました。ひとつは単に「焦り」です。試験時間が限られていて事例問題や択二問題が増えていることで、一つ一つの問題にかける時間をおしみ、即答できそうな問題はとりあえずマークしておこうという焦りから正答にたどり着けなかったと思います。もう一つは、後見制度の申立てを行うことができる条件の中に「4親等内の親族」つまり「いとこ」も可能、というのを試験対策で覚えていて、それでなんとなく今回の問題でも「あーこれだ!」って感覚で引っ張られたのかなと推測します。いずれにしても
試験は研究室で解かれているのではなく、試験会場で他の問題とともに解かれている。
ので、専門家の方が易しい問題と思っても実際には違うこともあるのだと思います。受験生にとっても同じことが言えると思います。


問題58 刑事司法と福祉 刑法 犯罪の不成立等について

「犯罪の成立要件と責任能力に関する次の記述のうち、最も適切なものを選びなさい。」
 1 正当行為、正当防衛、あるいは緊急避難が認められた場合には、有責性がないものとして、無罪になる。
 2 正当防衛とは、正当な侵害に対して、自己または他人の権利を防御するためやむを得ずにした行為のことをいう。
 3 弁識能力及び制御能力の両方またはいずれかが欠けていれば、心神喪失となり、またどちらかでも能力が著しく減退していれば心神耗弱となる。
 4 心神喪失の場合には、刑法上の犯罪が成立せずに無罪となり、心神耗弱の場合には、刑の言渡しが猶予される。
 5 16歳未満の者の行為については、一律に責任能力に欠けるものとされており、犯罪は成立しない。


 この問題が同率2位で正答率が低いようです。正当例は回答3なのですが、正当防衛等に関する回答1と2を選んだ方が多かったようです。過去問ここ数年では正当防衛等の責任能力などに関する問題はなかったように思われます。でてなかったからこそ、このどちらかを選んだ人が多かったと推測します。3の心神喪失等に関しては、更生保護の医療観察制度についての過去問や学習の中で出てきたかなと言う感じで回答できた人もいたのかなと思います。


今日はこのへんで。勤務に行ってきます(泣)

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