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新カリ初回の感想? 受験報告6️⃣ 第37回社会福祉士国家試験

 過去に受験したり合格した諸先輩方は、意外と今年から新カリキュラムの科目編成と試験問題数の変更(150問→129問)などご存知ないようで、そのことを伝えると皆さんびっくりなさってました。いや、今年一緒に受けた先輩方でもよくわかっていない方が12月くらいまでいましたからね。
 おおかたの予想では、解かなくてはいけない問題数は減るものの、1問の比重は増えるので難しい問題が増えるのではないか、等々言われていた気がします。


共通科目 84問 前回第36回より △1問
事例問題 25 問   +8問
五肢択二  15問 +7問

専門科目 45 問 前回第36回より △20問
事例問題 23問   +3問
五肢択二  17 問 +5問

一般合計 129問 前回36回より △21問
事例問題 48問   +11問
五肢択二  32問 +10問


 事例問題と二択問題の出題数について、前回試験との単純比較をしてみましたが、数も増えて比率もさらに増えています。予想はされていたようで、模擬試験を受けたときに面食らった記憶があります。実際にはこんなに増えないだろうという希望的観測をしていたのですが、実際には模擬試験の傾向があっていました。
 ただ、単純に事例問題が増えて難しくなった、とは、正答率を見ると必ずしもそうは言えないのかなと。特に「事例問題」かつ「二択問題」に関しては、必ずしも難問とはなっていないようです。
 一方、(事例問題ではない)二択問題には難問が多かったことを考えると、二択の増加は、知識の掘り下げの必要性を感じます。例えば


問題100 貧困に関する支援 生活福祉資金貸付制度

「次のうち、生活福祉資金貸付制度の総合支援資金に含まれるものとして、正しいものを2つ選びなさい。」
 1 生活支援費
 2 緊急小口資金
 3 教育支援費
 4 就学支援費
 5 一次生活再建費


 回答1を選んだ人は多かったものの、2と5を選んだ人が4割ずついたこの問題、今になって考えると、「過去問の先」を覚えないとだめだったんだなと感じます。資金の種類がそもそも4種類あるので、そこまでは覚えていても、それぞれの中身、特にどっちに入るのかあいまいな、問題に出しやすそうな名称を、今回であれば「福祉資金の中に『緊急小口資金』がある(総合支援ではない)」という理解をしていないと2を選んじゃうのかなと思ったりしました。(正答予測は1と5)



 新カリ試験がどうだったかというよりは、二択に関してに最後はなってきましたが、二択を正答できるだけの学習、事例問題をスラスラ?解ける練習?が、去年までに比べ、今年は必要だったのかなと感じたのでした。
今日のところはこのへんで・・・




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