2018.06/23 Xデザイン学校大阪分校 第2回 「オブザベーション」@Yahoo!JAPAN(グランフロント大阪)
先日のBoot Camp、概論、から1ヶ月が経ち第2回の今回はオブザベーション(行動観察)のワークショップに参加させて頂きました。
定性調査とは、感じたり思ったこと、数値できないデータを集めること。定量調査とはデータを数値化し、調査すること。定性調査の中でも潜在レベルで調査することを質的調査技法と言う。質的調査では、(参与観察)、(オブザベーション)、(エスノグラフィックインタビュー)が大切になってくる。
エスノグラフィックインタビューでは「何か困ってますか?」「何か欲しいものはありますか?」などのインタビューは無意味。その行動をやった瞬間に聞き出さないといけないとわかった。
改めて、本質的問題を解決するためには「事象を解決するのではない。本質的ニーズを理解し、Valley of death を小さくする事が重要」だと分かった。
インサイト、本質とは何か、共通する生活価値やニーズの分析と理解が必要である。とにかく、オブザベーションではデータをとにかく集める事が重要。(ここでは主観や思い込みは決して入れてはならない)
これらの観察方、本質を見ること、を浅野先生から説明して頂いた後、実際にゼリーを食べる対象者を行動観察し、インタビューを行う。
インタビューや観察から得たデータを基に、上位下位関係分析法を用いてゼリーのパケッージの問題の本質を見つけていき、改善案を練る。
私達のグループではゼリーを食べるという行動を「食前」「食中」「食後」の3つに分け心理曲線などを見て考えた。
ここでは、食前の心理曲線が3人とも下がっている事から「パッケージを開けた時に汁が溢れる」や、「パッケージの開けにくさ」に問題があるのか?という考えに始めはなりました。そこで浅野先生から「リサーチをする方は問題点ばかりに目が行ってしまうが、ユーザーはそこを問題だと本当に思っているか?」とアドバイスを頂きました。
この事からヒントを得て私達のグループは兼ねてから話していた「食後」に心理曲線が下がるのは良くない事だよね。という問題にフォーカスして考える事になりました。
そして、人前でも綺麗にゼリーを食べ切りたい。という大矢さんへのインタビューからペルソナをエレガントにゼリーを食べたい女性。(杉江さんも一緒の事を仰っていたので男性もはてはまりました)としました。
ゼリーの最後に果物が無くなり水分を多く含んだゼリーが食べにくい、という声から最初から小分けにしてはどうだろうか。という考えに至りました。
やはり改めて感じたのが、「モノ」を視点にしてはいけないという事。UX(User experience)の視点で自分の主観ではなく、Userの視点で観察していく事が必要になるのだと分かりました。決して、目に見える問題や現象だけ見ていては誰でも気付けるような問題や、サービスにしかならないのだと強く思いました。
まだまだ学びに対してモヤモヤがありますが、少しでも自分の力にしていけるように、日頃の生活からなぜ?〜しているのだろう。と問いを持って過ごして行きたいなと思います。
最後に、同じグループに入れて頂いたDチーム。 杉江さん、岡村さん、堤さん、大矢さん、ありがとうございました!!
拙い文章ですが、読んで頂きありがとうございます。
皆様、次回も是非よろしくおねがい致します!