夕暮れ推理倶楽部について
突然ですが私は、夕暮れ推理倶楽部というシリーズを最近まで執筆していました。
ゲーム制作を始めた頃から作っていた作品なので、感慨深いと同時に、「終わってしまったな」感が強く、我が子が巣立ってしまったなぁとしみじみと思っている次第です。
TGF2022にノミネートしているので是非、多くの人の手に渡るよう祈ってます。そんな夕暮れ推理倶楽部の後書きに添えて、いくつか小噺をしようかなと思います。
ネタバレありなので、先にプレイすることをお勧めします。
まず、当初の予定では、サイコパス月とサイコパス祐樹の物語しようと思ってました。夕暮れ推理倶楽部(無印)で明かされたような、相談屋としての祐樹と、そんな彼を支える健気な月ちゃん。…でも書いてるうちに、月が報われなさすぎて可哀想になったので、ハッピーエンドにシフトチェンジしました。なので辻褄合わせがすごい大変でした(笑)でも私自身がハピエン主義なので、この結末に満足です。…結果的に死んだのは、愛野の彼の恋人(仮)だけですしね。
でもそもそもなんで、謎解きシリーズにしたかというと、月のビジュアルを見た時に探偵助手にしたいと思ったからという思い以上に、誰でも楽しめる謎解きゲームにしたかったからです。
謎解き脱出ゲームが近年流行っていますが、(それを作れるだけのレベルはありませんが)、素人レベルでは解けないゲームも数多く存在しています。それを批判する訳ではないですが(私も解けない側の人間なので)、だからこそ、ヒントをいっぱいちらばめることで、拙いなりに誰でも簡単に謎解きできるようなゲームにしたかったのです。
犯行方法や動機を一生懸命考えつつ、それでいてプレイヤーに考察させる敢えて語らない余白の部分を生み出すのは、私にとって非常に大変な作業でした。
それでも我が子、流石月と新藤祐樹が幸せな一歩を踏み出せたことを、作者として心から誇りに思います。お疲れ様、月ちゃん。
で、次回作なのですが、サークル活動と同時並行でティラノビルダー以外にもできたらいいなと思うのでそちらの勉強もしていこうかなと。TGFが近くなったら、ティラノビルダーでまた何が作ろうかなと思ってます!(一応考えてはいます)なのでお楽しみに〜
あ、その作品は有償依頼して絵を描いて貰う計画してるので、素敵な絵を楽しみにしながらプロット描きます(笑)
では、夕暮れ推理倶楽部を愛していただいた多くの人に感謝を込めて、後書きとさせていただきます。