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Peek-A-Boo!




気がついたらあの子の夢の中にいたんだ。

そこに誰がいたと思う?


きみだよ。

きみは、繋がっとり、、、るぅ??とかなんとか言ってたけど

あれはいったいぜんたい何語なの?



アーサーは何語でもおしゃべりできるって言ってたよね。

それ思い出してアーサーの中に何人も数えきれないぐらいの

アーサーがいるの想像してさ、ふふふ、

笑っちゃったよ。

どうしてしゃべれるのかは難しすぎてぼくには想像できなかったけど。



ねえアーサー、聞いてる?

今どこにいるの?

ここから近い?

ふぅ〜、僕はこれをあと何回言わなくっちゃ

いけない運命にあるんだろうね。

知ってたら教えてほしいよ。

あ、そうか。言わない約束だったんだっけ。


約束で思い出したけど、あの約束覚えてる?

あの約束の意味をぼくはずっと考えてた。

寝ても醒めてもね。


それでね、アーサー。

ひとつ聞いてもいい?

ひとつ聞いてもいい?なんて、聞いてばっかりだけどさ。



もしかしたら .......

ひょっとして .......


きみは ........


きみは .........



ぼ ....... く .......?



だって、あの子の夢の中でどうしてぼくに気がつかない、なんてことある?

ぼくはすぐそこにいたよ。

きみのすぐ近くに。

それどころか重なってたかもしれない。

そうだ。 きっとそうだ!


こんどこそごまかさないでよ。

ぼくじゃないならなんできみはぼくが見えなかったの?

どう考えてもおかしいじゃないか。


それともこれも言わない約束?

ずるいよ。


でもそれでもいい。

ぼくはもう、そうだと思っちゃったんだから。

いつ、だって?

今だよ。

あの子にもそう言うって決めたんだ。それも今。


それは夢の中で伝えるさ。

今度はきみじゃなくてぼくとして。

きみからのメッセージもちゃんと添えて。




世界と未来に繋がっている円卓が

なんだかんだでようやく

息を吹き込まれた最期のつるぎを提出する。

愚者の深みにハマって

松ぼっくりがおどけてみせる。

Peek-A-Boo!