無垢フローリング種類を解説します(日本人には針葉樹・家具には広葉樹)
こんにちは、学長です。
近年、リノベーションが盛んに行われるようになり、無垢フローリングの人気も高まっています。無垢フローリングを導入する際には、多くのお客様から様々な質問をいただきます。今回は、特によくある質問にお答えしながら、無垢フローリングの種類とその特徴について詳しく解説していきます。
● どんな種類が良いの?
● 木によって特徴があるの?
● 手入れのしやすい木ってあるのですか?
こういった質問にお答えするため、今日は一般的によく使われる無垢フローリングの種類について詳しく解説します。
無垢フローリングの種類
■ 針葉樹と広葉樹
無垢フローリングには大きく分けて針葉樹と広葉樹の二種類があります。それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。
針葉樹の特徴:温かさ、柔らかさ
針葉樹の代表的な種類は以下の通りです: 葉樹の種類"]
● 杉
● ヒノキ
● パイン
針葉樹は木の密度が低く、空気を多く含むため断熱性が高く、温かく感じられます。また、木が柔らかく、足にフィットするので裸足で歩くのに適しています。日本のライフスタイルでは、室内で靴を脱ぐことが一般的です。そのため、柔らかくて温かみのある針葉樹のフローリングは、日本の家屋に非常に適していると言えます。さらに、針葉樹のフローリングは比較的リーズナブルな価格で手に入るため、多くの方に喜ばれています。
広葉樹の特徴:傷が付きにくい、多種多様
広葉樹はその硬さから傷がつきにくく、小さなお子様がいる家庭にもおすすめです。さらに、広葉樹は種類が豊富で、全世界で約20万種存在します。そのため、家具とのコーディネートもしやすく、空間を美しくまとめることができます。広葉樹は針葉樹に比べて冷たく感じることがありますが、これもまた一つの特徴です。広葉樹のフローリングは、欧米のライフスタイルにおいて、室内で靴を履く習慣がある地域でよく使用されています。
針葉樹の種類と特徴
杉:杉は柔らかく、温かみのある風合いが特徴です。価格が非常にリーズナブルで、日本産のものが多く流通しています。杉の板はホームセンターでも手に入るため、DIYにも適しています。壁に鎧張りにして白で塗装するなど、インテリアのアレンジにも使いやすい素材です。
ヒノキ:ヒノキは杉に比べて価格が高めですが、その分強度が高く、耐久性にも優れています。ヒノキは成長が遅いため流通量が少なく、希少価値が高い木材です。触り心地が良く、肌に優しいため、特にリラックスした空間作りに適しています。
パイン:パインは針葉樹の中でも特に柔らかく、温かみのある風合いが特徴です。ヨーロッパではパイン材の家具やフローリングが広く使われており、ナチュラルなインテリアスタイルにぴったりです。
広葉樹の種類と特徴
メープル:メープルは北米で人気の高い木材で、家具やフローリングに広く使われています。ナチュラルな色合いと滑らかな木目が特徴で、モダンなインテリアにもよく合います。しかし、メープルは節が大きく目立つことがあり、ショールームで確認してからの購入がおすすめです。
オーク(ナラ):オークはフローリング材として非常に人気が高く、どんな空間にもフィットする万能な木材です。傷が付きにくく、耐久性に優れているため、長く使い続けることができます。オーク材は世界中で流通しており、リーズナブルな価格で手に入るのも魅力です。
ブラックウォールナット:ブラックウォールナットは世界三大銘木の一つで、重厚感と高級感が特徴です。非常に硬い木材で、長年にわたって愛用されています。ただし、価格が高いため、予算に余裕のある方におすすめです。
サクラ:サクラは日本を代表する木材で、使い込むほどに風合いが変化していく楽しさがあります。最初はピンクがかった色合いですが、年月とともにオレンジ色に変化していきます。無垢フローリングの醍醐味を味わえる木材です。
チーク:チークも世界三大銘木の一つで、高級感と耐久性に優れています。特にミャンマーチークは木の王様と呼ばれ、高価ですが美しい木目です。インドネシアチークはリーズナブルで、見た目や強度も優れています。
チェスナット(栗):チェスナットはオークに似た色合いで、控えめな表情が特徴です。家具としては少ないですが、オークと組み合わせると空間が引き締まります。
結論
無垢フローリングには針葉樹と広葉樹のそれぞれに特徴があります。温かさと柔らかさを求めるなら針葉樹、傷に強く種類の多さを求めるなら広葉樹が良いでしょう。お客様のライフスタイルや好みに合わせて最適な無垢フローリングを選んでください。ぜひ、ショールームで実物を確認し、納得のいく選択をしてください。
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