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20代大人の歯列矯正体験談④痛みについて

私は20歳を過ぎた大人になってから歯列矯正を始めました。


約2年間ワイヤー矯正をし、現在はリテーナーを使用しています。

・歯列矯正の痛みはどのくらいあるの?
・どんな痛み?
・いつまで?ずっと痛い?

こんな不安や疑問を持っている方へ、私の体験が参考になれば幸いです。







歯列矯正での痛みの種類は4つ


歯列矯正での痛みの種類は様々です。


個人差はありますが私の場合、大きく分けて4つの痛みの種類がありました。


①急速拡大装置の痛み
②抜歯の痛み
③歯が動く時の痛み
④口内炎の痛み


それぞれどんな痛みなのかを解説します。


①急速拡大装置の痛み


急速拡大装置とは、歯列が狭く歯が並びきらない場合に、歯列を広げるために上あごに取り付ける装置のことです。


この装置での痛みは、頭が締め付けられるような痛み。


ですが、耐えられない痛みではなく、痛み止めなども使用することはありませんでした。


大人ではあまり適応にならないといいますが、私の場合は急速拡大装置を使い、歯を抜くことなく(親知らずは除く)矯正をすることができました。


急速拡大装置についてはこちらの記事で詳しくまとめています。



②抜歯の痛み


私は親知らずを4本すべて抜きました。


1本は矯正前に抜歯し、残りは少しずつ頭が出ている程度に生えていましたが、親知らずは歯並びに影響することがあるとのことで矯正中に残り3本を抜きました。


抜歯は麻酔をする時の「チクッ」とした痛みがありますが、抜歯中は麻酔が効いているので痛みはありません。


ミシミシ」という音の怖さはありますが…。


家に帰って麻酔が切れると歯茎やあごのあたりがズキズキと痛くなる歯もあり、処方された痛み止めを飲むこともありました。


ほとんど痛みを感じない歯もありましたが、親知らずは生え方によっても個人差が大きいと思いますので、参考程度にしていただければと思います。



③歯が動くときの痛み


歯が動くときの痛みは、鈍い痛みではあるものの食べ物を食べるのも苦痛なものでした。


ですが、痛みが出るのは歯が動き始めた時だけ。

私の場合はワイヤー矯正(上下表側)でしたので、ワイヤーの力で歯が動き出すときに痛みがありました。

初めてワイヤーとブラケットを装着した日は特に痛みがあったことを覚えています。


また、ワイヤー矯正の場合は大体月に1度歯医者さんに行き、ワイヤーの調整をしてもらいます。

この調整後~数日間は、痛みがあることが多かったです。


痛みが強いときは歯と歯がカツンとぶつかり合っただけでも「うぅ…」ともだえるほど痛かったです。

調整での先生のワイヤーの閉め具合や、ワイヤーの細さにも関係すると思います。

調整後でも3日ほど過ぎれは痛みはなくなり、ごはんも普通に食べられるようになりました。



④一番つらかったのは口内炎の痛み!


個人的に歯列矯正中一番つらかった痛みは口内炎です。

私は上下とも表側のワイヤー矯正をしていました。


歯が動いてきてワイヤーも動き、一部ワイヤーが飛び出してくることがあるんです。


これがたとえたったの1mmだとしても口の中の内側に当たると痛みが発生し、それがだんだん口内炎へと化していきます。


白くて大きな口内炎の最終体系(と呼んでいる)のようなものができるととにかくツラい。

  • 食事

  • 歯磨き

  • 喋ること


日常生活で欠かせないことがツラくて仕方がない状況が歯列矯正中には何度もありました。


一度できると1週間は治らないので、ワイヤーや装置がほほの内側に当たって痛いかもと思ったら、早めに歯医者さんで調整してもらうことをおすすめします。




痛くなった時の対処法

ここからは、私が矯正中の痛みでとにかくツラかった時の対処法をご紹介します。


①歯が動くことによる痛みへの対処法


まずは、「柔らかいものを食べて、痛みがなくなるのを待つ」ことに尽きます。

歯が動き始めたときの痛みは、特に食事の時に痛みを感じることが多いです。


固いものはまず食べられないので、柔らかい食事を用意しておくことをおすすめします。

▼私が矯正中よく食べていたもの

・豆腐
・バナナ
・ヨーグルト
・スープや味噌汁

とりあえず嚙まなくても食べられるものをチョイスしていました。

けれど、慣れてくると好きなものを食べたい気持ちが勝って痛くても食べていました。

「矯正すると間食が減って痩せる」となにかで見たけれど、私の場合は全く変わりませんでした…。笑


冷やす」「痛み止めを飲む」ことは効果的ですが、歯の動きを鈍くさせてしまうことがあると、いくつかの歯医者さんのブログに載っていました。

どうしても我慢できないときに使用するのがよさそうですね。



②口内炎の痛みへの対処法


私がしていた口内炎への痛みへの対処法は主に2つあります。

1.ワックスを使う

2.口内炎パッチを使う


1.ワックスを使う

矯正用ワックスは、ワイヤー矯正中の摩擦による痛みを和らげるために使うもので、ロウソクのような素材のものです。

ブラケットやワイヤーに直接取り付けると自然に固まります。


私は歯医者さんからもらっていました。

つけた感じ少し違和感はありますが、「ワイヤーや装置がほほの内側に当たって痛い…」という時に瞬時につけるのがオススメです。



2.口内炎パッチを使う

もしも口内炎ができてしまった時は、口内炎パッチを使うのも効果的です。

口内炎パッチは貼るだけでキズを修復しつつ、物理的な摩擦や刺激からも守ってくれます。


貼ればすぐに良くなる!ということはありませんでしたが、薬局などで手軽に購入することができるので、口内炎ができてつらい時には重宝していました。



意外と大丈夫だった痛み


矯正を始めるにあたって私自身もいろいろと調べました。


「コレは痛かった!」という情報の中で、実際に体験してみたら意外と大丈夫だったこともありました。


①青ゴム(セパレートゴム)
②アンカースクリュー

このふたつです。


①青ゴム(セパレートゴム)


歯列矯正をしたことのある方は「青ゴム」といワードを聞いたことがある方は多いかもしれません。

正式名称は「セパレートゴム」というものです。


ワイヤー矯正の場合には奥歯に金属のバンドを取り付けます。

このバンドを取り付けるための隙間を作るために歯と歯の間に入れる直径5mmほどの円形のゴムのことです。

青い色のものが多いことから「青ゴム」と呼ばれているそうです。(私も青でした)


この通称「青ゴム」がとにかく痛い!と言われていたのでビビっていましたが、私の場合はそこまで痛みは感じませんでした。


ワイヤーを付けてからの痛みのほうがずっと大きかったです。



②アンカースクリュー


私は矯正でアンカースクリューを使用しました。

▼アンカースクリューとは?

アンカースクリューとは矯正治療に使用する金属のネジのことで、大きさは直径1~2mm、長さ6~10mmほど。 顎骨に埋入し、歯を動かすときの固定源として使用します。矯正治療の使用目的を果たしたあと、取り出します。

矯正歯科ネット (kyousei-shika.net)


初めに聞いたときは衝撃を受けました。

歯茎にネジを刺すなんて、恐ろしすぎる…!


そう思っていましたが、実際は痛みはほとんどありませんでした。


ネジを入れるときには麻酔をし、麻酔が切れたあともすこしムズムズするような違和感のみで、その感覚もすぐに収まりました。


外すときにも特に痛みはありませんでした。

アンカースクリュー自体は怖いですが、個人的に痛みレベルに関しては矯正治療期間の中でも最下位になるかもしれません。



まとめ

この記事では、歯列矯正の痛みについてまとめました。


矯正中の痛みは様々あり、時には「痛い…ツラい…」と思ったこともあります。

ですが、キレイな歯並びを手に入れた今、頑張って痛みにも絶え、矯正して本当に良かったと思っています。


矯正したいと思っているけれど痛みへの不安がある方、また矯正中で痛みがツラい方へ、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。


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