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ふんわり投資基礎2:アメリカの投資の種類いろいろ

どうもこんにちは、たいすけです。ちなみに写真は家の窓からです。

今日は引き続き前回のつづき、アメリカでの投資の基礎。今回は「投資の種類いろいろ」について書きます。これも2018年に友人に送ったメールのコピペです。Dummies for Personal Finance を読んで、「へー、アメリカの投資っていろいろ種類があってその性質も期待できるリターンも違うんだ」って気づいて、「もっと早く教えてよ!」ってなったので、それをさらっとまとめます。

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投資について2

前回、アメリカでは銀行の利率は経済成長率(2〜4%)を下回り、長期投資という点では論外という話をしたよね。そうすると残りのオプションは、以下の通り。平均利率をもう一度おさらい。それぞれ寸評も書いておくね。

国債,社債(5%)・・・ 利率が十分ではない。Liquidity が悪い。

投資信託(7%)・・・Diversifyされていて良いが、丸投げなのでつまらない。

株(9%)・・・少ない資本で手軽に始められ、リスクもあるが、自分の勉強次第では手っ取り早く資産が増える。

不動産(4%)・・・実質利率は高く、手堅く増やせるが、ある程度の資産が必要な分リスクが高い。Liquidity が悪い。

スモールビジネス(??%)・・・爆発すれば一番大きいが、時間を一番要する。Liquidity が悪い。

*Liquidity とはどれくらい簡単に現金に換えられるかということ。日本語では「流動性」というらしい。この中で一番 Liquidity が良い(現金に換えやすい)のは株。

*Diversify とは自分の資産を多数の投資に振り分けて、1つがコケた時のリスクを減らすこと。投資の基本的な考え。

いわゆる投資家のする投資は「株、不動産、スモールビジネス」でリスクもあるがリターンも高い。ま、僕の寸評からもわかるように、僕が最初に株を選んだ理由は(1)リターンが高い、(2)面白そう、(3) Liquid だから手っ取り早い。

以下にそれぞれをもう少し掘り下げるね。

国債、社債:

僕の中で国債、社債は利率の良い定期預金のようなもの。

これは国や会社にお金を貸すってことで、国債は日本やアメリカのような自国の通貨で発行している国はまず間違いなく約束された利率と一緒に戻ってくる。そういう国は最悪お金を刷れば返せるから。ギリシャのように外貨で発行していると怪しくなってくる。なぜなら、お金を刷るとインフレが進み、自国の通貨の価値も下がり、外貨で発行した国債を買い戻す手段にはならない可能性があるから。

僕があまり国債・社債に興味がない理由は、(1)利率が十分ではない、(2)自由にお金の出し入れができない。買ったら、数年持っておかないといけない。(でも後でわかったけど満期でもたなくても簡単に売買する方法もあるみたい)

国債については「国債を刷れ」って本が目からウロコで面白かったよ。「国の借金はどんどん増えているけど、国債って本当に安全なの?」のような問に答えてくれる。経済の勉強にもなった。ま、疑いの目を持ちつつ読むのが大事だけど、これ以上知りたい場合はその本がおすすめ。

投資信託:

これは投資の専門家が投資に興味のある人からお金を集めて、多くの株、国債、不動産に振り分ける。僕ら利用者は「どれくらい危険を犯すか」みたいのを選べる。

僕の退職金は401K (フォーオーワンケー)と言って投資信託なの。会社もプラスしてその口座にお金を入れてくれる。でも、60歳までは引き降ろせないし、60歳以降に引き降ろすときも、25% くらい所得税がかかる。僕は投資の危険度を「Most aggressive」に設定している。なので、多くを株に入れてくれていて、良い年はかなりリターンは良い。例えば去年(2017年)は一年で20%増えた。

僕個人としては投資信託ではなく株をやることにしたのは、投資信託はこの 401K で十分だと思ったのと、投資信託をしても投資については何も学べないと思ったこと。

投資信託の難点は2つ。

1. Diversify し過ぎ。Diversify と言えば聞こえはいいが、Diversify しすぎでそんなに期待できない会社にまで振り分けられている。実際誰もが思いつく、Apple, Facebook, Google, Amazon は去年一年でどれも40%以上増えてる。投資信託は Diversify のし過ぎでリターンが下がっているの。

2. 投資信託側は自由に株を売れない。例えば、個人で株をしていたら、「あ、危ない!」となったら、その瞬間に全株売ればいい。ところが投資信託は会社としては全額なんて売れない。額が大きすぎて、売ることによって、株価が下がるから。実際、株価のアップ・ダウンは投資信託や銀行などの「売り買い」の結果なんだ。個人投資家の売買は微々たるもん。だから人によっては、「投資信託の方が危ない」なんて人もいる。

そして僕はあまり「投資の専門家」って信じてないんだ。専門家なのにみんな意見がバラバラなんだもん。答えだけ見たら素人と同じくらい意見がバラバラ。

ちょっと長くなってきたので、残りはまた今度。次回は不動産を話して、その次からは株で学んだことについて話すね。

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どうですか?なんか利率も性格も違くて面白いですよね。こういうの簡単なことなのにどうして学校で教えてくれないんでしょう。お金の本質を知らないで、お金の心配から抜け出すことなんてできないのにねえ。

次回はメールでも言っているように不動産について話します。この不動産は考え方が目からウロコでした。でも、残念ながらこのアプローチは日本では使えません、でも考え方は参考になるんじゃないかなと思います。

それではまた。

たいすけ

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