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四季報写経という自己鍛錬

みなさん、こんにちは。今回は「四季報写経」について書きたいと思います。

四季報写経とは?

「四季報写経」という言葉を聞いたことがありますか?これは四季報に載っている企業データを手書きで写し取る作業を指します。名前の通り、「写経」と同じように手を動かして情報を写す行為です。この作業により、情報を頭に染み込ませるための作業です。

四季報は、日本の上場企業の財務情報や業績予測、株価の動向が掲載された投資家にとってのバイブルです。特に記者が書いた業績記事・材料記事はとても役に立ちます。実際に手で書き写すことで、データの意味や企業の状況がより深く理解できるようになります。

四季報写経を始めた理由

私は長年にわたり、企業経営や財務分析に携わってきました。特に予算管理や内部統制、不動産投資分析の経験が長いです。企業データの分析は常に行ってきましたが、四季報写経に取り組むことで、事業特性と財務指標の関係や業界トレンドを身につけたいと思っています。また、新規上場企業を分析することで新規事業のアイデア出しも期待しています。

四季報写経で期待される効果

では、具体的に四季報写経をすることでどのような効果があるのでしょうか?

  1. データを直感的に理解できる
    手で書き写すというプロセスは、単に数字を頭に入れる以上の効果をもたらします。企業の業績や財務状態をより深く理解でき、直感的にその企業の「良し悪し」を判断できるようになります。

  2. 集中力と洞察力が養われる
    写経という作業は非常に集中力を要します。その結果、企業データの細かい部分にも目が行き届くようになり、通常の読み流しでは見逃してしまうような細かい変化に気づく力が養われます。

  3. 長期的な視点で企業を見る癖がつく
    四季報のデータは年に数回発行されます。四季報写経を続けることで、企業の成長や変遷を長期的に追うことができ、投資や経営判断においても長期的な視野を持つことができるようになります。

  4. 財務分析スキルの向上
    財務データを手で書き写すことで、数字の背景にある経営の実態や業績の変化をより深く理解できるようになります。これは、投資家としてだけでなく、経営者としても非常に役立つスキルです。

四季報写経の具体的なやり方

  1. 準備するもの

    • 四季報(自分はワイド版が好きです)

    • エクセルのテンプレート(四季報写経ウーマンさんのNOTEから購入)

    • 本立て(四季報写経ウーマンさんのNOTEを経てAmazonで購入)

書き写す項目を決める
四季報には膨大なデータが含まれていますが、まずは自分が気になる企業や注目している業界のデータを選びます。
自分は、まず2024年新規上場企業から始めて、最初のページから時価総額500億円以上の企業を写経しています。(現在70社)
あとは、エクセルのテンプレートの項目に従って入力するのみです。

写経がもたらす「マインドフルネス」

四季報写経は、単なるデータ分析ではありません。手を動かし、企業の財務データと向き合うその過程は、瞑想のような集中力をもたらします。また、自分の会社の経営状況を考える貴重な時間となります。このことは意外なリフレッシュ効果をもたらしてくれます。

まとめ

四季報写経は、企業の業績を深く理解し、財務データの背後にあるストーリーを掴むための非常に効果的な方法です。また、単に分析スキルを高めるだけでなく、集中力や長期的視点を養うことができます。興味がある方は、ぜひこの「写経」を始めてみてください。継続して取り組むことで、驚くほど深い洞察が得られるでしょう。

くわしくは、四季報写経ウーマンさんのNOTEを参照してください



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