スパークス『厳選投資』ウオッチ #87 (2022年8月末)
アクティブファンド『厳選投資』を毎月買付けています。
『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド
の愛称です。
毎月、定点観測を続けています。今回が87回目です。
スタートして8年目に入ってます。
月次レポートのメインは!
ファンドの投資先 13社、2022年4〜6月期の業績についてコメントされています。今後の見通しやファンドの注目ポイントも述べられています。
足元の業績だけではなく、過去5年、10年の営業利益の変化、ROEが示されているのがNice!ですね。
数字・データを定点観測
純資産総額・受益権総口数
『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、起点を2014年6月とします。
8月は前月末比で1.1億口増加、ファンドへの資金純流入となりました。これでファンドへの19ヶ月連続で資金純流入です。受益権総口数 350億口に近づいています。月末基準で過去最高値だった2019年3月末の374億口の93%まで戻してきました。ファンド未踏の400億口が見えてくるか、今年の注目点ですね。
ですが、7月に比べると増加口数が大きく減っています。ちょっと気になります。上表の通り、数ヶ月(大きな)増加が続いた後に、数ヶ月連続で減少=ファンドからの資金純流出ということが何度も見られます。今後の推移は非常に、非常に気になるところ。4月、6月から基準価額が上昇してきているので、そこを我慢?した受益者が解約しているのかもしれない、、、(なんか違うんだけどなあ・・・個人の感想です)。いずれにせよ、9月の口数増減が気になります。
ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ
月次レポート からです。
2022年8月末のポートフォリオの概要です。
前月末です。
投資先は増減なし、23社です。
上位5社のメンバー、ダイキン工業さんがカムバック。
業種別の推移です。
1年前との比較では、情報・通信業、医薬品、機械のウエイトが減る一方、卸売業、保険業が存在感を高めているのがわかります。
パフォーマンス(ローリングリターン/5年・10年)
パフォーマンスです。
5年間保有のデータ期間数は114。うちマイナス発生はゼロです。
最大値 30.0%(年率):2012年5月末〜2017年5月末、
最小値 6.1%(年率):2015年3月末〜2020年3月末、
114個の期間の中央値 16.5%(年率)となっています。5年保有していたら、半分くらいの確率で投資額が約2.14倍になるような感じです。
10年リターンの推移です。
こちらはデータ期間数が53個です。
ご覧の通り、最小値が2010年3月末〜2020年3月末の12.6%(年率)です。最小値のケースでも10年保有していたら投資額の2.2倍以上になっていたことになります。中央値は16.9%(年率)、4.75倍です。
1年リターンの直近60ヶ月平均を追いかけてみます。2017年9月から2022年8月の60ヶ月の平均は11.9%となっています。前回から▲0.6%です。
国内株式の代表的な株価指数に連動するETFと比べてみるとこんな感じです。
つみたてシミュレーション
続いて、つみたてシミュレーション です。
ファンドの設定以来、毎月末に10,000円ずつコツコツ買い付け続けたら2022年8月末にどうなっているか、その行動を開始した月によってどのように違いが出るかを試算したものです。このシミュレーションの起点は2008年3月末とします。
このファンドの定点観測、バックナンバーは以下からご覧ください。
こちらの動画。ファンドの特徴が詳しく説明されています。
スパークスさんのnoteもぜひご覧ください!
コツコツ投資の実際、
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