「分散」「低コスト」は、長期投資の拠り所だったのか、実体験から振り返ってみた
「長期・分散・低コスト」
この3つの言葉で検索してみると、最上位に表示されたのがこんな感じです。
株式や投資信託への投資による資産形成で重要とすべき原則とされているようです。
長期、分散、低コスト。
僕自身、以前はこの3つが大事だと思っていました。投資信託で投資を始めて最初の十数年、その通り!長期、分散、低コストだ!、って。
しかし、「分散」「低コスト」について、今はちょっと考えが変わりました。
株式や投資信託への投資による資産形成において「長期」は今も非常に大事だと考えています。期間が長ければ長いほど良い。この点は以前から一切変わっていません。
実際、僕自身、株式投資、投資信託を活用した資産形成の過去の経過からそれを実感しています。
オレンジの部分が投資に充てた現金の累積額です。折れ線グラフが保有資産の時価です(指数化していますので単位は円ではありません)。おかげさまで、時間とともに保有資産の評価が増えました。
しかし、こんな時間も過ごしたこともありました。
毎月末に時価を確認していたのですが、2008年7月以降、53ヶ月連続で保有資産の時価が投資額を下回る状態、つまり、評価損が続きました。4年以上、評価損状態が毎月、毎月、続きました。
幸いなことに、この後評価損になることはなく2012年12月以降、135ヶ月連続で評価益が継続しています。
4年以上評価損が続いても投資を続けられた理由は、「分散」「低コスト」のポートフォリオだったからなのか?
2012年12月末当時の僕のボートフォリオは7割近くがパッシブ運用のファンドとなっていました。それらのファンドを重点的に取得していました。「分散」「低コスト」大事だと考えていたからです。
では、4年以上評価損が続いていたのに投資を続けることができた最大の理由はなんだったのか。「分散」「低コスト」のポートフォリオがその拠り所となっていたのか。あらためて思い起こしてみました。
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