NVIC "おおぶね" 月次レポートを読んで ー 2020年4月
私が毎月追加でinvestしている投資信託、 #おおぶね
このファンドのFacts的なことは↓のブログで定点観測しています。
この記事では、毎回非常に中身の濃い、月次レポートを読んで感じたことを書いてみます。2020年3月末時点の月次レポートです。
今回のレポートは「コロナショックについて」と題して、3つのセクションで構成されています。
1. コロナショックによる相場下落とファンドパフォーマンス
2. 現状の認識
3. 下落相場で大事なこと
「コロナショックによる相場下落とファンドパフォーマンス」では、大きな株価下落となった中で投資先の株価(市場の評価)がどのように動いたか、を説明されています。
極めて短期間ではありますが、「構造的に強靭な企業®」で構成される当ファンドの相場下落時における下方耐性が一定程度示現したも のと考えています。
「現状の認識」では、コロナウィルスをどのように捉えているか(3月末時点で、ということになりますが)が具体的に説明されています。これは投資信託のレポートなの?と感じるくらいに。その捉え方を踏まえて、こんな風にコメントされています。
人間にはとかくネガティブ本能とでもいうべきバイアス(偏向)がある上に、周囲には ネガティブなニュースの方が圧倒的に広がりやすいということを念頭におきながら、事実を直視する必要があると考えます。
「下落相場で大事なこと」では、3つの点が挙げられています。
その3つのうちの一つが興味深いものでした。(他の2つはレポート本編でご確認ください)
妙な相場観を持たないこと―相場を予想できるなら企業を選ぶ必要なんてない
ここが"!"でしたね。
相場、株式市況の将来なんて予想できない、だから、あらゆる会社の株式を買う!
インデックスファンドを選好する人たちからよく聞こえてくると感じるのですが、このファンドのチームは違うんですね。180度、反対です。
相場を予想することなんてできない。
だから、徹底した調査で持続的に価値を生み出し続ける投資先を選び出すのだ!
って、理解しています。レポートではこんな風にコメントされています。
オーナーとしての株主は、市場の騰落に一喜一憂せず、保有企業の事業が本質的に影響を受けるかどうかだけを見極めていれば良いはずです。
確かにその通りですね。この事態もいずれ収束するはずです。その後の世界で投資先の会社が、これまで通り、場合によっては、これまで以上に社会に価値を提供できるか否か。それを、脳味噌をフル回転させ想像力を働かせて仮説を導き出して、その仮説に沿って調査、分析し、投資先を評価、選別してもらいたい、と期待します。
この後の世界でもスタンダードとして広く世界の人たちに愛される、評価されるような楽曲が選び抜かれたプレイリスト、そんなプレイリストのようなポートフォリオを、ファンドのチームの皆さんがつくってくださることを期待しています。
以上 NVIC "おおぶね" 月次レポートを読んで でした。
NVICさんのnoteです。オススメです。
前回の 月次レポートを読んで です。
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