スパークス『厳選投資』ウオッチ #114 (2024年11月末)
『厳選投資』という投資信託を毎月買付けています。
『厳選投資』は、スパークス・新・国際優良日本株ファンド
の愛称です。
毎月、定点観測を続けています。コツコツと追加取得していきます。
このファンドの定点観測、バックナンバーは以下からご覧ください。
ちなみに、第1回の記事はこちらです。2015年7月末から定点観測しています。
なお『メガトレンド』は既に全て解約済みです。
こちらの動画。ファンドの特徴が詳しく説明されています。
月次レポート
運用コメントです。
https://www.sparx.co.jp/mutual/gen.html#tabContent03
月末時点の数字、数値はこれまでと同じくpdfです。
https://www.sparx.co.jp/mutual/gen_202411.pdf
今回の運用コメント(メインパート)は 6,000文字以上 です。前回は4,500文字以上 でしたので増量ですね。
日本株相場の転換点は今年8月
当ファンドの政治リスクに対する考え方
トランプ新政権の影響について
2025年以降の見通し
というテーマでファンドの考え方が詳しく丁寧に述べられています。
運用コメントをぜひご覧ください。
このファンドの月次レポート、『月次レポート研究所のポッドキャスト』でも取り上げました。過去のレポートに、逸品、秀作がたくさんあります。
数字・データを定点観測
純資産総額・受益権総口数
『厳選投資』は2008年3月に設定されていますが、あまり昔を振り返っても仕方ないので、起点を2014年6月とします。
11月は前月末比で0.74億口減少、2ヶ月連続の減少=ファンドからの資金純流出です。また、月末基準でこれまでの最多口数は2019年3月末の374.1億口ですが、その水準への再到達もまた遠のきました。
上表の通り、数ヶ月(大きな)増加が続いた後に、数ヶ月連続で減少=ファンドからの資金純流出ということが何度も見られる現象です。12月がどうなるのか、注目されます。
運用コメントでも強調されていることですが:
これをモットーにしている投資信託なんですよね。
ポートフォリオ、上位5社の顔ぶれ
月次レポート からです。
前月末です。
投資先は増減なし、21社です。
上位5社のメンバーに変更はありません。
運用コメントからです。
業種別の推移です。
前月末から順位に変動ありません。
1年前と見比べると、投資先は3社減っています。1年前は化学がトップ5に入っていました。
上記のコメントのポートフォリオの大幅入れ替えのあった2022年11月は投資先が27社となっていました。そこから絞り込まれたのが今のポートフォリオと考えられます。
5年前と見比べると、投資先は4社増。
2024年3月に終わったファンドの第16期の運用報告書で投資先を確認する記事をつくりましたのでご興味があればご覧ください。
パフォーマンス(ローリングリターン/5年・10年)
パフォーマンスです。
5年間保有のデータ期間数は141。うちマイナス発生はゼロです。
最大値 30.0%(年率):2012年5月末〜2017年5月末、
最小値 3.8%(年率):2017年12月末〜2022年12月末、
141個の期間の中央値 15.5%(年率)となっています。倍率で約2.09倍になるような感じです。
10年リターンの推移です。
こちらはデータ期間数が81個です。
ご覧の通り、最小値が2013年12月末〜2023年12月末の12.5%(年率)です。最小値のケースでも10年保有していたら投資額の2.2倍以上になっていたことになります。中央値は15.6%(年率)、4.25倍です。
1年リターンの直近60ヶ月平均を追いかけてみます。2019年12月から2024年11月の60ヶ月の平均は15.0%となっています。前回から+0.1%です。
国内株式の代表的な株価指数に連動するETFと比べてみるとこんな感じです。
かなりの接戦になっていますね。
投資スタート時期を1ヶ月ずつズラしてみた、2024年11月末時点での年率換算推移です。
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